驚き!ニッポンの底力 鉄道王国物語9 新幹線スペシャル
新幹線の最新技術試験車両「J0編成」。屋根に投資あされている「電車線金具異常検知装置」は、最高時速300キロで走りながら架線に異常がないか撮影できるもの。チェックするのは架線の様々な箇所に使われている金具。
時速270キロで走行しながら架線や線路に異常がないかを調べる「ドクターイエロー」。専門の測定員が車内にいて、パンタグラフと接するトロリ線をチェック。その引退後を担う技術が、新幹線の最新技術試験車両「J0編成」に搭載されている。それまで架線の金具を点検するのは人力だったが、これではその点検が可能。2027年以降、N700Sに搭載予定。架線の高さやレールを枕木に固定する金具なども、高速度で走りながら点検できる。
新幹線の最新技術試験車両「J0編成」。線路の金具の歪みを高速度で走りながら見極められるよう、車体の下部には特殊な装置が搭載されている。こうした自動化技術の背景にあるのは日本の人口減少。