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NASA(米国航空宇宙局)は国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」で、再来年9月を目標に宇宙飛行士が月面に降り立つミッションを計画している。これについてNASAは、「宇宙飛行士が着陸を目指す月面の候補地を9か所に絞り込んだ」と発表した。候補地は月の南極付近で、探査を行った際資源などに関する新しい発見が得られる見込みがあるかや、安全に着陸できるかなどを検討して決めたという。南極付近には水が氷の状態で存在している可能性が指摘されていて、確認されれば将来飲み水や燃料として利用できるか、宇宙飛行士が探る計画。アルテミス計画をめぐっては、日本はことし4月米国側と月面探査に関する取り決めに署名し、NASAが日本人宇宙飛行士に2回にわたり月面に着陸する機会を提供することなどが盛り込まれた。アルテミス計画では再来年以降も継続して月面の探査が行われる予定で、将来的には火星の有人探査も見据えている。