ニュース (ニュース)
ロシアのプーチン大統領が来年2月に執行の期限が迫るアメリカとの核軍縮条約「新START」をめぐり、事実上、1年間の延長を提案していることについて、アメリカのトランプ大統領は良い考えだと述べて評価した。新STARTは核大国のアメリカとロシアの間で戦略核弾頭の配備数や弾道ミサイルなどの運搬手段の削減を定めた条約で、来年2月に失効期限が迫っている。新STARTをめぐってはウクライナへの軍事侵攻の後、ロシアがおととし、一方的に履行を停止している。トランプ大統領はウクライナ情勢をめぐり、停戦に応じないロシアに苛立ちを募らせているが、核軍縮をめぐっては今年7月、新STARTの延長に前向きな姿勢を示したほか、8月には中国とロシアの両国と核軍縮協議を始めることに意欲を示している。