ミュージカル「SIX」を楽しむ「6つのポイント」!〜6人の王妃たちの音楽バトル〜 (ミュージカル「SIX」を楽しむ「6つのポイント」)
ミュージカル「SIX」の主役となる6人の王妃は、悪名高い暴君・ヘンリー8世と結婚した妻たち。彼女たちの人生を描いた作品として知られるコミック「セシルの女王」では、王妃たちの心情や背景がわかりやすく描写されている。1人目の妻、キャサリン・オブ・アラゴンはヘンリーの兄・アーサーの妻だった。2人目の妻、アン・ブーリンはアラゴンの侍女であったが、アラゴン追い出し結婚。しかし、男児を流産して打首となった。3人目のジェーン・シーモアは、ブーリンのはとこで侍女であった女性。男児を出産後に死亡した。4人目のアナ・オブ・クレーヴスは、肖像画を見たヘンリー8世に見初められたが、実物と違いすぎたため6カ月で離婚した。5人目のキャサリン・ハワードはブーリンのいとこ。19歳で妻となり、他の男性と関係を持ったことで打首となった。6人目のキャサリン・パーは、ヘンリー8世の最期を看取り、生き延びた女性。
ミュージカル「SIX」では、6人の王妃たちが現代のポップスターのエッセンスをまとい、舞台に新たな生命を吹き込む。アラゴンはビヨンセやジェニファー・ロペスに力強さを、ブーリンはリリー・アレンやマイリー・サイラスの大胆さを、シーモアはアデルやシーアの感情豊かなパフォーマンスを、クレーヴスはニッキー・ミナージュやリアーナの豪華さを、ハワードはアリアナ・グランデやブリトニー・スピアーズの若さと魅力を、パーはアリシア・キーズやエミリー・サンデーの知性を表現している。