- 出演者
- 井上芳雄 遥海
オープニング映像。
ミュージカル「SIX」のファン＝クイーンダムを自負するミュージカル俳優・井上芳雄が、その魅力を探る。ミュージカル「SIX」は16世紀のイングランド国王・ヘンリー8世の“6人の妻たち”が自らの物語を歌い上げる作品。2017年にイギリス・ケンブリッジ大学の学生により制作され、ウエストエンドやブロードウェイで上演。トニー賞2部門を受賞するなどしている。2025年1月には日本に初上陸。来日版と日本キャスト版2つのSIXが上演される。
ミュージカル「SIX」の主役となる6人の王妃は、悪名高い暴君・ヘンリー8世と結婚した妻たち。彼女たちの人生を描いた作品として知られるコミック「セシルの女王」では、王妃たちの心情や背景がわかりやすく描写されている。1人目の妻、キャサリン・オブ・アラゴンはヘンリーの兄・アーサーの妻だった。2人目の妻、アン・ブーリンはアラゴンの侍女であったが、アラゴン追い出し結婚。しかし、男児を流産して打首となった。3人目のジェーン・シーモアは、ブーリンのはとこで侍女であった女性。男児を出産後に死亡した。4人目のアナ・オブ・クレーヴスは、肖像画を見たヘンリー8世に見初められたが、実物と違いすぎたため6カ月で離婚した。5人目のキャサリン・ハワードはブーリンのいとこ。19歳で妻となり、他の男性と関係を持ったことで打首となった。6人目のキャサリン・パーは、ヘンリー8世の最期を看取り、生き延びた女性。
ミュージカル「SIX」では、6人の王妃たちが現代のポップスターのエッセンスをまとい、舞台に新たな生命を吹き込む。アラゴンはビヨンセやジェニファー・ロペスに力強さを、ブーリンはリリー・アレンやマイリー・サイラスの大胆さを、シーモアはアデルやシーアの感情豊かなパフォーマンスを、クレーヴスはニッキー・ミナージュやリアーナの豪華さを、ハワードはアリアナ・グランデやブリトニー・スピアーズの若さと魅力を、パーはアリシア・キーズやエミリー・サンデーの知性を表現している。
フィリピンにルーツを持ち、ミュージカル「SIX」日本キャスト版でシーモア役を演じる遥海が、井上芳雄とともに日本公演よりひと足早くフィリピン公演を観劇。ヘンリー8世の6人の妻たちが現代に蘇ってガールズバンドを結成し、「誰が一番悲惨な目に合ったか」で誰がリードボーカルになるかを決める物語。楽曲には現代のポップミュージックのエッセンスが盛り込まれている。カーテンコールでは、撮影が可能となっている。
ミュージカル「SIX」来日版では、世界で活躍する実力派キャストが来日。英語上演・日本語字幕付き公演となる。6人の王妃を演じる来日キャストが挨拶した。日本で楽しみにしていることは、ショッピングや文化、食べ物などだという。
ミュージカル「SIX」日本キャスト版では、6人の王妃はWキャストとなっている。アラゴン役は鈴木瑛美子とソニン。ブーリン役は田村芽実と皆本麻帆。シーモア役は原田真絢と遥海。クレーヴス役はエリアンナと菅谷真理恵。ハワード役は鈴木愛理と豊原江理佳。パー役は和希そらと斎藤瑠希。日本キャスト版による歌唱動画を紹介した。
公演鑑賞後の井上芳雄と遥海は、「観るたびに推し王妃が変わりそう」「ガールズパワーに勇気がもらえる」などとトーク。ミュージカル「SIX」を楽しむためのポイントを紹介。こざき亜衣描き下ろしイラストやドレスアップ公演、シングアロング公演、舞台手話通訳付き公演などがある。詳細は公式サイトをチェック。ミュージカル「SIX」来日版・日本キャスト版の公演情報を告知した。
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