メキシコシティーの一角には中南米からアメリカを目指したものの入国できずにいる人たちが暮らしている。足止めされた人たちをどう受け入れていくのか。中西部のアグアスカリエンテス州、国連が難民を対象に企業への橋渡しなど定住支援をしているUNHCR。日本から進出している住宅設備大手の工場には5人の難民が勤務している。その1人、ホンジュラス出身のエドウィン・ラミレスさんはギャングに2度襲われ妻と娘の3人で国を離れたが、アメリカに着く前にトランプ大統領が就任した。ラミレスさんは難民認定を受け、7月にUNHCRの支援で就職した。給料は週約1万5000円ほどで現地の人たちと変わらないという。国連担当者が自宅を訪ねてきた。仕事や生活になじめているか半年間調査し、必要に応じて支援を受けることができる。難民認定を受けられない経済移民にとって定住には高い壁がある。メキシコシティーが開設した無料の受け入れ施設には約140人が身を寄せている。ベネズエラから来たマクージョ・フィリスティーンさんは子ども4人をもつシングルマザー。滞在は原則3か月、その後の見通しは立っていない。たった一人での子育ても就労の高い壁となっている。施設には母国に帰ることを考える人もいるが、その資金がない人も多くいるのが現状。メキシコでは移民の受け入れに前向きな声もあるものの、本人証明書の取得・企業が求める能力など課題もある。
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