国会記者会館から政治部自民党担当の澤井尚子記者が中継でレポート。自民党には総裁選特有の緊張感がある一方で、どこか冷めた空気が漂っている印象を受けた。「解党的出直し」という反省の色を持って臨むべき総裁選が、国民にお祭りムードと映ることを避けたい議員心理があるよう。各陣営は踏み込んだ政策を避けていて、態度を決めていない総裁選を遠巻き見ている議員からは「誰の政策も変わり映えしない。国民世論には通用しないのではないか」と冷ややかな声も聞かれた。現在の情勢は取材で議員票が三桁に迫りつつある小泉氏が一歩リードで、党員票で強い高市氏がそれに続く状況。林氏は石破路線継承を強くアピールしていて、去年の石破票の取り込みを狙っている。石破総理の今後の動きも注目される。
