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来月開幕するアジアカップで54年ぶりの優勝を狙うバスケットボール男子日本代表。オランダとの強化試合を週末に控える中、日本の期待を背負うのは2年前ワールドカップにも出場した西田優大選手。西田選手は「メンバーがガラッと変わっていて、今までだったら下から僕たちが勢いをつける感じだったのが、中堅以上の年齢になってきているので引っ張っていけたら」などと話した。代表候補18名の平均年齢は約24歳と若手中心。西田選手の愛称「おでんくん」はリリー・フランキーさんの絵本の主人公に似ていることから。試合会場にもぬいぐるみを持って応援するファンもいて、所属チームでは毎年、自身がプロデュースしたおでんを販売している。西田選手の武器をトム・ホーバスHCは「A代表では3Pシュートがよく入る」などと話した。去年11月のアジアカップ予選では2試合合計で3Pシュート13本成功。この試合の6日前に日本代表に緊急招集されていて、連絡がきた時は徳島の実家できゅうりの収穫の手伝い中だったと話題になったが、真相は「そんな暇もなくほぼほぼとんぼ返り」などと話した。父はもと社会人チームでプレーした元バスケット選手、弟2人も現役のプロ。西田選手は22歳で代表デビュー、2年前のW杯ではパリ五輪出場権獲得に貢献したが、2024年パリ五輪メンバーには落選。「本当に悔しかった、チームに帰っていろんなレベルアップに取り組んで今季個人としてすごく成長できた」などと西田選手は話した。西田選手と同じポジションで長年日本を背負ってきた比江島慎選手が今大会は休養、西田選手はその座を虎視眈々と狙っている。西田選手は「もちろん後継者になりたい、いつかは越えたい壁」などと話した。