- 出演者
- 東野幸治 横澤夏子
日本では毒ヘビの被害が年間3000件以上あるという。東京・北区の荒川沿いでも毒ヘビのニホンマムシが生息しているとのこと。白輪さんいわく、ニホンマムシに噛まれたら治療をしないと命の危険があるとのこと。ニホンマムシは毒性の強さに加えて見つけにくいことから多くの死者を出しているという。
高野さんと白輪さんは住宅地でヤマカガシの子どもの死骸を発見した。ヤマカガシの毒は臓器からの出血をもたらし、最悪の場合は脳内出血を起こして死に至るという。さらにヤマカガシは同じく毒を持つヒキガエルを捕食して体内に毒を蓄積するとのこと。
高野さんは事前に白輪さんが確保していたニホンマムシを見ることに。ニホンマムシの毒はハブより強く、血管・筋肉の壊死や急性腎不全を引き起こすという。毒は2本の前歯から注入されるとのこと。ニホンマムシの射程距離は40~50cmで、顔付近にある温度センサーで獲物を察知しているという。そのため夏の時期はサンダルを履いてマムシのいそうな場所に入らないことが大事だという。
ニホンマムシは体温に反応する能力を持つのだという。さらに、反応してから噛みつくまでわずか0.05秒となっていて、傷口をすぐに洗うこと、毒を吸い出すこと、血流を止めない程度に軽く縛ることが大切となる。
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- ニホンマムシ
ヒメハブは毒性は低いが気性が荒いのが特徴となっていて、接近するとすぐに飛びかかってくる。動きに反応するのだといい、体温程度の風船を持たせなくても人形に飛びかかってくる。
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- ヒメハブ
神奈川県の公園で毒を持つ虫を探すと6種もの毒を持つ虫が見つかった。伊丹市昆虫館の長島聖大氏とともに公園を巡ると、チャバネアオカメムシが見つかった。皮膚につくと水ぶくれなどの症状があり、悪臭の元となる体液は皮膚の変色も起こるという。一方でカメムシは強く触らなければ悪臭は出さないという。
長島氏はアオバアリガタハネカクシについて、ヤケドのような症状が起きる毒と紹介。体液に触れただけで危険という。
ワタリのすねにヤマビルが張り付いていた。ヤマビルは吸血し、血が止まらなくなる毒を注入する。人間のにおいや体温に反応するため、足元から登ってくる経路をシャットアウトする必要がある。
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- ヤマビル
ヤマビルは吸血生物として知られるが、無理に剥がすと出血がひどくなる恐れがある。これに対し塩を使うと簡単に駆除できるという。
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ドクガは毒針のような毛をまとっているが、これと別に肉眼では見えない毒針毛というものを持ち、かぶれや皮膚炎を起こしてしまう。養生テープを貼って剥がすということを数回に渡って繰り返すと被害を最小限にすることが出来る。
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- ドクガ北海道立衛生研究所 ホームページ
「ニッポン猛毒生物研究所」はTVerで配信中。
家の中にも潜む猛毒虫。それはアオズムカデ。大人も動けなくなるほどの猛毒であり、顎肢という牙のように見える足を変化させたものから毒を注入する。神経毒であり湿ったところに入ることから洗濯物の中に入ることがあるのだという。特に夏は要注意となっているが、噛まれたら冷やすことで血管を収縮させることが重要という。