2024年5月1日放送 8:15 - 9:55 NHK総合

あさイチ
どうする?子どもへの接し方〜アタッチメントの子育てスキル

出演者
鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 駒村多恵 安部みちこ 小野文明 小倉優子 蛍原徹 
(オープニング)
オープニングトーク

博多華丸・大吉らによるあいさつと朝ドラ受け。ゲストは蛍原徹と小倉優子。

(特集)
いま注目「言葉がけのスキル」

子どもの本能的な欲求に目を向け、子育てする方法に世界的な注目が集まっている。必要なのはアタッチメント。アタッチメントとは不安を感じたときに「くっついて安心したい」という欲求で、これを大事にした言葉がけで子供が満たされ、親子関係が改善できるとか。1日最低5分、子どもの遊びに寄り添うだけで、問題行動が減るという。

キーワード
アタッチメント理論
「厳しすぎ」「甘やかしすぎ」の悩み

あるお母さんは「中2の子厳しくしすぎた」、あるお母さんは「小3の子、甘やかしすぎた」と悩んでいる。

「厳しすぎ」「甘やかしすぎ」の悩み/子どもにとって理想の親とは?

ゲストの蛍原徹は厳しすぎ?甘すぎ?と聞かれると「甘いやろなぁと思う。嫌われたくないとかもあるし、買ってと言われても最終的に買ってしまうのはお父さん」とコメント。小倉優子は「自己肯定感を育むとか、叱らない育児の教室に通っていたが、叱らないといけない場面がある」とコメント。子どもから見て理想的な親は温かみがあって、適切な指示が出せる親だという。

声かけで「注目」を伝える

中3と小4の娘を持つはちみつさん3年前、小学5年だったねいろさんは担当のお風呂掃除を嫌がり、宿題も毎日バトルだった。当時専門家は、命令、質問、批判を減らすようアドバイス。そして褒める、繰り返す。行動を言葉にするポジティブトークに切り替える。そして子供が望ましくない行動をとったら、怒らず無視してやりすごす。

声かけで「注目」を伝える/伝わる確率7割UP 効果的な指示

小倉優子は「私はネガティブワードを連発している。ポジティブワードにするだけで、子どもの気持ちが変わる。親が変わらないと」とコメント。命令、質問、批判をやめ、ほめる、繰り返す、行動を言葉にするを1日5分でいいのでやってみる。特に7歳以降は批判に敏感。何歳から始めても遅いことはない。

子供に言うことを聞いてもらいたい時。伝わる確率が7割アップする指示法がある。禁止の言い方は、子どもの行動を批判するだけで、どうしてほしいか言ったほうが耳に残る。適切な命令は中立な声で、5秒置いて繰り返すが3回まで。望ましくない行動には怒らず無視してやり過ごす。聞いてくれたら「ありがとう」を伝える。

思春期の子どもにどう声をかける?

ねいろさんは中学3年生になった。はちみつさんは進路について話し合いたいと考えているが、なんとなく話をそらされてしまう。ねいろさんによると、将来ハッキリと何がしたいかはわからないという。

精神科医の加茂さんは子供がくっつく対象は親から友達、パートナーと広がっていく。中学生になると進路先の相談は友達になっていく。思春期は子どもがリードする関係性のほうが良い。親から話す必要があるときは、何かのついでではなく、話す時間をしっかりと作る。

キーワード
アタッチメント理論
最低5分 子どもを遊びに「注目」

阿部さんには4歳の男の子がいるが、思い通りにいかないと感情を爆発させる。夫婦ともにフルタイム勤務で、余裕の無さが影響しているのでは?と悩んでいる。

そこで向かったのはイギリス。国を上げてアタッチメントの子育て支援を行っている。子ども・思春期心理療法士のウェイクリンさんによると、阿部さんの悩みにピッタリのプログラムがあるという。ウェイクリンさんが開発したのがWatch Me Play!で、世界15カ国で活用され、「気持ちの安定・衝動的な行動が減る」と報告されている。1回5~20分、子どもを自由に遊ばせ、注目するだけ。注目されたこ子どもは、親との直接的なつながりを感じ、親を引き付けるために、戦う必要がなくなるという。

キーワード
Watch Me Play!アタッチメント理論イギリス

Watch Me Play!を日本に導入した白百合女子大学の御園生さんと一緒に、阿部さん親子に試してもらった。ポイントは子供が自由に表現できるおもちゃを準備し、時間の主導権は子ども。遊びを言葉で表現する。親が関心を寄せると子供は安心する。これを阿部さん親子は1か月実践した。

キーワード
Watch Me Play!アタッチメント理論

Watch Me Play!はもともと里親の養育支援のために開発されたプログラムだが、効果があるということで一般家庭でも広がっている。「褒める、繰り返し、子どもの行動を言語化するを2歳の娘にやったら、イヤイヤがなくなった」という視聴者のメッセージを紹介した。

キーワード
Watch Me Play!アタッチメント理論
(ニュース)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。

経済情報

為替と株の値動きを伝えた。

キーワード
日経平均株価東京外国為替市場東証株価指数
(特集)
いま注目「言葉がけのスキル」

今回は子どもへの言葉がけのスキル。阿部さん親子には1日5分子どもの遊びを見守る「Watch Me Play!」を実践したが、癇癪が減ったという。2~3か月で効果が出やすいという。感情の爆発は親の注目を集めたいためで、ポジティブな交流が続くと、ネガティブ行動が減っていくという。

キーワード
Watch Me Play!
子どもの行動にイライラしたら…

兵庫・丹波で話し合われていたのは、子供にカッとなって自分を見失いそうになった体験。この講座ではそのような心の状況をシャーク・ミュージックが鳴ると表現する。シャーク・ミュージックとはイラッとさせる子どもの行動に、冷静に対応できなるなった状態だが、音楽がなっていると思うと冷静になれることもある。それでもダメなら、子供から意識的に安全に離れることで、心の冷静さを取り戻す。

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シャークミュージック丹波(兵庫)安心感の輪

親も人間なので感情的になることはあり、一旦子供から離れて冷静になるのは子どものためにも大切。「安心感の輪」というプログラムで、子供にとって親は安心の基地や避難所。それができなくなるのがシャーク・ミュージックが鳴ると呼ばれ、タイムアウトすることも大事。子どものもとに戻る時には、厳しすぎるのも弱すぎるのもダメ。

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シャークミュージック安心感の輪

「起こりながら叱るのやめてほしい。普通に話してほしい」「親は過保護。子どもの声に耳を傾けて」という子供たちのメッセージを紹介した。紹介したメッセージは若者の声を集めた「君の声が聴きたい」に寄せられたものである。

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君の声が聴きたい 特設サイト

「我が家では子供たちにありがとうという言葉の代わりに“さすがです!”と伝えている」という視聴者のメッセージを紹介した。

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