- 出演者
- 石原さとみ オカリナ(おかずクラブ) ゆいP(おかずクラブ)
本日披露するのは「食物アレルギー取扱説明書」。実は今、大人になってから発症するケースが増えているという。食べることが原因だと思っている人が多いが、食物アレルギーには思いもよらぬ原因があることが判明している。
オープニング映像。
納豆アレルギーを発症した男性4人にはサーフィンやダイビングなどマリンスポーツが趣味という共通点があった。納豆アレルギーとマリンスポーツとの関係を解き明かしたのは昭和大学・猪又直子教授。納豆アレルギーを発症した理由はクラゲに刺されたから。クラゲと納豆にはポリガンマグルタミン酸という共通物質があり、アレルギーを引き起こすアレルゲンになったと考えられる。普通は納豆を食べても吸収・消化されておしまい。しかし、クラゲに何度も刺されるとポリガンマグルタミン酸が肌から侵入。免疫細胞は外から怪しいものが入ってきたと判断して追い出そうとし、ポリガンマグルタミン酸を外敵として覚える。そのため、この状態で納豆を食べると納豆に含まれるポリガンマグルタミン酸を敵と判断してアレルギー反応が起こってしまうという。
アレルゲンが共通していることで思わぬもの同士が繋がってしまう。医者がバナナを食べられなくなるケースは、医者がはめる天然ゴムの手袋とバナナにほぼ同じアレルゲンがあることが原因。インコの飼い主が親子丼を食べられなくなるケースは、インコの羽毛と鶏肉や卵に共通のアレルゲンがあることが原因。北海道ではシラカバ花粉による果物アレルギーが多発している。その理由はシラカバの花粉の中のたんぱく質とリンゴなどのバラ科の果物の中のたんぱく質がよく似ているから。シラカバ花粉症だと、このバラ科の果物のたんぱく質を花粉と間違えて反応してしまうという。
ベーカリーカフェを経営していた女性は原因不明のじんましんを発症。原因を調べたところ小麦アレルギーだった。女性はベーカリーカフェを閉店。ところが、現在はパンを食べることができている。医師の指導の下、小麦アレルギー対策を実施したのだ。女性のアレルギーの原因は小麦粉の触りすぎが原因。そこで、小麦を食べないのはもちろん、一切触らない生活をしていた。すると、3年後には症状が改善。またパンを食べられるようになったという。
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- アレルギー
食物アレルギーがある人でも安全に食事を楽しみたいと様々なチャレンジが行われている。食物アレルギーの子どものための料理教室などもある。
食べても症状が現れない特殊な食物アレルギーも存在する。人によっては運動をすることで症状が出てくる場合があるといい、食物依存性運動誘発アナフィラキシーという。運動をすると血の巡りが良くなり、アレルゲンが一気に体に行き渡って症状が現れると考えられている。アスリートの食事をサポートしている管理栄養士の吉村さんはアレルギー症状があるが、運動するときとしないときで食事の切り替えを行っている。自分のアレルギーの特徴を知ることで全力で体を動かす仕事をこなせているという。
次回予告が流れた。