- 出演者
- 石原さとみ 平子祐希 井上咲楽
今夜のトリセツショーは”便秘のトリセツ”。
- キーワード
- 便秘
オープニング映像。
2022年の日本とイタリア、ニュージーランドの国際共同研究ではキウイフルーツを毎日2個、4週間食べ続けたら便秘と腹部の不快感が改善したとの報告がある。東北大学の福土審教授は 水溶性食物繊維やたんぱく質分解酵素のアクチニジン、ビタミンCなどのビタミン群が多く含まれ、それらの相互作用で便通が改善すると考えられている。和歌山県の高齢者施設ではインド原産のインゲン豆の1種で「グアー豆」の食物繊維を加工して作られるグアーガム分解物を粉末化したものを大量の水と接種してもらうと9割もの人が便通を改善するようになった。
「便意の消失」割合が増加しているという。便が直腸に溜まると直腸センサーが働き脳に便意を促す、これが便意に繋がるが過度な我慢などで直腸センサーの感度が低下すると便意を消失する。医療法人ユーカリ さがみ林間病院の大久保秀則は直腸に一度降りてきてきたときが一番脳で敏感に感じる、直腸にたまる時間が長くなってしまうと脳もトイレに行きたいという感覚を失ってしまうという。
埼玉県の保育施設では便意が無くても決まった時間にトイレに行くことを推奨している。医療法人ユーカリ さがみ林間病院の大久保さんは便意が無くてもトイレに行くことで便意に意識を向けることで小さな便意でも気が付くことができ、気づかぬ間に直腸に溜まった便を排出することができる、最新の治療では客観的な指標から満足度を重視する治療法へと変わってきているという。四日市看護医療大学の前川厚子さんはポータブル腸電位計を開発、腸が活発化する大蠕動が起こると排便のチャンスでこれは朝食後などの胃に物が入ることが引き金となり腸が大きく動く胃・結腸反射時などに起こりやすい。
食事の30分後、またはリラックスタイムにトイレに向かい朝と夜の1日2回、3分程度行う。毎回出る必要はなく2週間は続ける。刺激性便秘薬の長期間の服用は避けた方が良い。
次回予告を伝えた。