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オープニング映像。きょうの舞台は千葉県・御宿町。
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- 御宿町(千葉)
千葉県・御宿町は房総半島の根元にあり、人口約7000人。観光地は「月の砂漠」で知られる海岸など。昭和期にリゾート開発が行われ、マンションや別荘が建てられた。移住者の行木千賀(なめき・ちか)さんは昭和レトロの雰囲気に魅せられ、大学時代に町の広報を担当。現在も地域おこし協力隊として町おこしに取り組んでいる。町の昭和っぽい場所などの撮影にはフィルム付きカメラを愛用しており、スマホで撮るよりも1枚1枚を大切に選んで撮れる気がすると答えた。カメラには木製の電柱や交通標識の柱、理髪店のくすんだカラーポール、赤い円筒形のポストなどが収められた。
移住者の千賀さんは大学時代、就職活動に悩んでヒッチハイク旅行に出かけた時に、出会った女性に自分のやりたいことを見つめ直してみてはと助言され、自分探しの旅を決断。コロナ禍で千葉県内から出られない中で県内をくまなく歩き、昭和レトロの残る御宿町を見つけて魅せられた。昭和レトロによる町おこしを提案して地域おこし協力隊に採用。町民がいつもの風景として見過ごしていたレトロな風景を掘り起こした。今年4月で任期を終えたが、町に住んで交流カフェの運営を続けている。「前田陶器店」は千賀さんの行きつけで、昔の暮らしを聞きながら当時の暮らしについて勉強を続けている。リゾート開発全盛期にはあたりには民宿が多く、当時販売された土産物の陶器なども店に多く残っているという。
千葉県・御宿町の歴史を紹介。フィリピンからメキシコに向かう客船サンフランシスコ号が近くの海岸で座礁し、「裸の海女」と呼ばれる町の漁民に助けられた。乗組員373人中317人が救助されたという。現在もアカプルコ市と姉妹都市を結ぶなど友好関係が続いている。
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- アカプルコ(メキシコ)御宿町(千葉)
千葉県・御宿町の「岩瀬酒造 写真記念館」には、「裸の海女」の歴史を伝える写真が残されている。最盛期には海女1人で1日に青年男子の月収を稼いだという。昭和港期から漆喰の糊として使われた海藻類の需要が減り、海女の数が減っていった。町には海女について歌った「房州御宿音頭」の歌と踊りが伝わっており、移住者の千賀さんは歌と踊りを覚えて町おこしに活用することにした。
移住者の千賀さんが「裸の海女」の経験者に会えることになり、現役時代の写真を見せてもらった。現在88歳、67歳まで現役で潜っていたという。1日3回海に船を出していた、海岸で待っている海女が子どもをあやしていたなどの思い出を聞くことができた。盆踊りは町の小学校跡地で開かれ、「房州御宿音頭」が踊られた。趣味のサーフィンで町に移住したという若い女性は海女さんの服を用意して参加。若者からは毎月でも開いてほしい、町の歴史についてもっと知りたいといった声が聞かれた。
エンディング映像。
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