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オープニング映像。
米NYで開かれた輪島塗の展示会。100以上の工程で作られる能登の伝統工芸で、日用品として使える丈夫さと芸術品としての美しさを兼ね備えている。その蒔絵師・北濱幸作さんは能登半島地震で被災した今も輪島に残って仕事を続けている。今回、北濱さんを300日間にわたって取材。
能登半島地震で被災した輪島塗の蒔絵師・北濱幸作さん。地震直後から仲間の職人らと仕事を再開。地震で自宅が全壊も、車庫を仮設の住居・工房に自力で改装。この仕事を続けて54年、伝統的な表現に独自の遊び心を加える製法で数々の作品を残してきた。同じ蒔絵師で妻の裕美子さんは11年前に死去。その思い出もあり、輪島を離れるつもりはないという。
能登半島地震で被災した輪島塗の蒔絵師・北濱幸作さん。2024年8月、地震で中断していた特注の仕事に取り組んでいた。フランスの実業家からの依頼で、「蒔絵師・北濱幸作」と指名されたの注文だった。オーダーは、伝統的な龍・虎のモチーフをアレンジして飼い猫を描くというもの。震災でエアコンも使えないなか、繊細な作業を進めていく。
能登半島地震で被災した輪島塗の蒔絵師・北濱幸作さん。金沢に避難していた次男で蒔絵師の智さんらが輪島に戻ってきた。孫との再会に喜ぶ様子も。9月、奥能登豪雨が発生。北濱さんも仮設の工房が浸水するなどの被害。制作中の作品は難を逃れたが、地震では無事だった道具が破損。
能登半島地震で被災した輪島塗の蒔絵師・北濱幸作さん。2024年8月、地震で中断していた特注の仕事を再開。豪雨のあと、その作業が佳境に。同じ頃、被災した家を解体。亡き妻が持ってきたピアノなども廃棄。今年2月、その作品が完成。北濱さんは「ずっと残っていく仕事」と話す。
エンディング映像。
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