2026年3月7日放送 17:10 - 18:00 NHK総合

こころフォト
スペシャル〜あなたを忘れない 15年目の手紙〜

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

東日本大震災で亡くなった母へ 娘からのメッセージ

東日本大震災で亡くなった武山直美さんへ娘のひなさんからメッセージ。直美さんは車に乗っている時に津波に巻き込まれた。「お母さん、私は20歳になりました。不安を感じながらも自分なりに前に進もうと努力してきた。お母さんがいないのは寂しいけど支えてくれる周りの人に感謝しながら目標に向かって頑張ります」などと紹介した。直美さんの母・淑子さんからのメッセージ。「あんなに小さかったひなが20歳に。嬉しい気持ちでいっぱいです。着物は22年前に直ちゃんと一緒に選んだ振り袖で、とっても綺麗だったよ」などと紹介した。

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オープニングトーク

東日本大震災からまもなく15年。亡くなった方、行方不明の方は2万2000人以上。一人ひとりの命の尊さを忘れないために、こころフォトでは写真と家族からのメッセージを紹介してきた。小学6年生の時に震災で両親を失った少女が27歳の今を見つめる。

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東日本大震災
こころフォト スペシャル あなたを忘れない 15年目の手紙
両親を失った少女 27歳のいま

福島県・浪江町で被災した鍋島悠希さんは当時津波と原発事故による大きな被害を受けた請戸地区に住んでいた。父の彰教さんは神職で、看護師の母の弥生さんと弟の悠輔さんの4人家族だった。悠希さんと悠輔さんはあの日小学校で被災し、教師に引率されて高台に避難していたため児童全員が無事だった。ただ翌日も両親が2人を向かいに来ることがなく、その後の原発事故によって両親を捜すことができないまま県外への避難を強いられた。1ヶ月後に弥生さんの遺体が発見され、彰教さんは現在も行方不明となっている。悠希さんと悠輔さんが通っていた小学校には母の弥生さんの車が乗り付けていたのが発見されていて、子供達が無事に避難したかどうかを小学校に確認しに来たところを津波に飲み込まれたとみられている。震災後悠希さんと悠輔さんは神奈川県の祖父母の元で育ち、弥生さんは周囲の友達の励ましもあって徐々に前向きに生きるようになっていった。震災から10年ほど経過したある日、実家の跡地から発見された父のPCのデータを復旧させることができた。中には悠希さんの卒業に寄せた父の言葉が書かれていて、悠希さんの素敵な未来を願うメッセージを受け取った。悠希さんは現在管理栄養士として働いていて、最近彼氏ができたという。

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宮城県 西城春音ちゃん(当時6歳)へ 姉 楓音さんより

宮城県の楓音さんより西城春音ちゃんへのメッセージ「もし戻れるなら子供時代に戻って一緒に春音と遊びたい」、「何年か前から始めた語り部活動は今も続けていて、うまく喋れているか不安になるけどがんばるね」などを紹介した。

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宮城県 西城春音ちゃん(当時6歳)へ 弟 靖汰さん・春汰さんより

宮城県の靖汰さん・春汰さんより西城春音ちゃんへのメッセージ「今は高校で楽しい学校生活を送っていて、もっと夢の中に遊びに来てほしい」、「僕は4月に中学生になり、春音ちゃんに会ったことは無いけど春音ちゃんを感じます」などを紹介した。

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父と兄に伝える思い 海とともに生きる

岩手・田野畑村。海岸沿いに一軒の民宿がある。客を迎えるのは女将の畠山香さん。家族で営む宿の自慢は地元でとれた海の幸。香さんを慕って様々な客が繰り返し泊まりに来る。香さんは津波で家族を亡くした。父・田河原義雄さん。避難先から忘れ物を取りに戻ったところを襲われた。地元の駅伝チームで活躍していた兄・誠さんは今も行方不明。父と兄が暮らしていた島越地区。あの日、漁協で働いていた誠さん。消防団として人々に避難を呼びかけていたという。その後、堤防から海を眺めている姿が見かけられたのを最後に行方不明に。3人の子供がいた誠さん。毎日のように子育ての悩みや喜びを香さんに話していた。宿は地震でボイラーが故障したものの大きな被害はなかった。津波は目の前の道路まで迫ったが、それ以上押し寄せることはなかった。香さんは震災から3週間ほどで宿を再開。村を立て直しにやって来る工事関係者のための復興宿として営業を続けた。復興工事が進むにつれ、人々が暮らしていた町は姿を変えていった。震災から10年が経つ頃、海の絶景を求め訪れる観光客の受け入れを再開した。宿には海外からの観光客も訪れるように。この地を訪れる客に向けて香さんがロビーに用意したものがある。東日本大震災の記憶を伝えるファイル。希望があれば動画を見せながら当時のことを説明することもあるという。震災の前も後も海とともに生きてきた。今は自分自身も楽しみながら人々を迎えたいと思っている。香さんからの手紙「父さん、マコちゃん、そちらの生活はどうですか?辛くないですか?寂しくないですか?私は嫁いで37年になります。二人とも私が頑張っている姿を喜んでくれたね。自慢の娘・妹でいられるようにこれからも明るい女将で頑張って行きます。辛く落ち込んだ時は二人を思い出し、命がある事の大切さを胸に刻み生きています。父さん、兄貴、ありがとう」と紹介した。

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福島県 会田正子さん(当時60歳)へ 親友 三瓶セツ子さんより

会田正子さん(当時60歳)へ親友・三瓶セツ子さんからのメッセージ。2人とも原発事故で郡山に避難したが、震災の翌年、会田さんは心筋梗塞で亡くなった。「あれから15年、長いようで本当に短かった。自分の体が自分でコントロールできず、「うつ病」になり、毎日が地獄でした。どうしてここまで生きて来られたのか。周りの人に、特に郡山の人たちに支えられ、今日まで来ている。同じ苦しみを持っている人がいると思うが、一緒にがんばって生きていきたい。生かされた命、大切に」と紹介した。

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