2024年12月28日放送 5:10 - 5:45 NHK総合

ごろごろパンダ日記
タンタン、ありがとう

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(オープニング)
オープニング

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タンタンパンダ神戸市立王子動物園
ごろごろパンダ日記 ~タンタン、ありがとう~
ごろごろパンダ日記 ~タンタン、ありがとう~

神戸市立王子動物園のパンダ・タンタンに密着。密着取材が始まったのは2020年。この時、タンタンは24歳。人間でいうと80歳近く。しかし、小さな体と短い手足から見た目はまるで赤ちゃんパンダだった。タンタンが来日したのは2000年7月。阪神・淡路大震災で被災した人たちを励ます復興のシンボルとして迎えられた。2008年8月には赤ちゃんパンダが誕生。タンタンは食事をほとんど取らず、赤ちゃんの世話をした。しかし、誕生から4日目、赤ちゃんは息を引き取った。死因は栄養出張だった。飼育員の梅元さんはタンタンの身体的特徴が理由のひとつではないかとみている。2年後、さらなる悲劇が。パートナーであるコウコウが急死した。以来、タンタンは出産シーズンになると不思議な行動を取るように。好物のタケノコをもらっても抱きかかえたまま食べようとせず、偽育児をしていた。

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コウコウタンタンパンダ神戸市立王子動物園神戸(兵庫)阪神・淡路大震災

2021年4月、誰も良きせぬ事態がタンタンを襲った。タンタンは加齢による心臓疾患を引き起こしていた。さらに、病気の進行と同時に体液が体にたまる状況に陥っていた。タンタンは周囲の心配をよそに体液を抜く治療を受け入れた。苦しい治療に耐えられたのは飼育員2人と積み重ねた訓練のおかげ。治療が始まって半年が経った頃、タンタンの観覧が中止になった。容体は一進一退を繰り返した。

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タンタンパンダ加古裕二郎

2023年9月16日、タンタンは誕生日を迎えた。シートで見えなくなっていたタンタンの運動場が久々に公開された。来園者は「タンタンは心の支え。展示されていなくても中にいる安心感がある」などと話した。そして、2024年3月31日、タンタンは天国に旅立った。死因は心臓疾患による衰弱死だった。動物園には献花台が設置され、多い日には1万2000人が訪れたという。

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タンタンパンダ
(エンディング)
エンディング

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