オープニング映像。

日本列島に流れ込んだ今シーズン最強寒波。北海道・斜里町ではけさ最低気温マイナス17.8℃を観測した。けさは各地で厳しい冷え込みとなり東京都心でも1.2℃、新潟・魚沼市守門では午前11時時点で58センチの積雪となっている。山形・寒河江市では早朝から地元の人たちが雪かきをする様子が。西川町で雪の深さを測ってみると65センチ。

隠れ豪雪地帯、山形・西川町から中継。雪が降ったりやんだりを繰り返す変わりやすい天気となっている。雪の質が変わってきていて、きのうまでの雪は太くてサラサラしていたが、今降っている雪は細くて水分を含んでいる。寒河江市では早朝から地元の人たちが雪かきをする姿がみられた。警戒しないといけないのは雪だけでなくクマ。きのうも山形県内ではクマの出没情報が相次いだ。

青森・酸ケ湯温泉から中継。午後2時現在の気温はマイナス6.3℃。この3日間で積雪が105センチに。酸ケ湯温泉の従業員、横山涼介さんによると「雪板滑り」や「スノーハイク」を企画している。

おとといからきのうにかけて雪がたくさん降り、まだ弱まらず、昨日の晩のたくさん積もった状態。山陰から北陸にかけても雪雲がたくさん流れ込んできている状況。この寒気のピークはせいぜいきょういっぱい。あすにはだんだんと弱まってきて土日は少しホッとできる。

去年、首都圏で相次いだ闇バイトによる一連の強盗事件で警視庁などの合同捜査本部が指示役を初めて逮捕した。去年8月から2か月間で闇バイトによる強盗事件は18件発生。横浜市青葉区で起きた事件では75歳の男性が暴行を受け死亡。逮捕された容疑者ら男4人は去年10月、千葉・市川市の住宅に押し入り住人の女性に大けがをさせた上、現金などを奪った疑いが持たれている。容疑者の親族は「被害者に申し訳ない」と語った。

去年、首都圏で相次いだ闇バイトによる一連の強盗事件で警視庁などの合同捜査本部が指示役を初めて逮捕した。指示役が実行役への連絡で使っていたのが秘匿性の高いメッセージアプリの「シグナル」。合同捜査本部は一連の強盗事件だけでなく手口が酷似する事件など合わせて約750台のスマホを押収し解析にあたった。指示役は9個のアカウント名を使い分けていたとみられていて、実行役のスマホの解析からは事件の準備や実行方法、奪った金の回収などの犯行内容の指示がアカウントごとにある程度分担されていた実態も明らかになっている。去年、首都圏の一都三県では強盗事件が18件あり、これまでに実行役や現金回収役など合わせて51人が逮捕されている。合同捜査本部は今回逮捕した4人が市川市の事件を首謀したとみているうえに横浜市青葉区で男性が亡くなった事件にも関与しているとみている。

熊本・八代市・やつしろサニーサイドファームから中継。熊本県内も一気に冬の寒さがやってきた。今週月曜日は20℃を超えるところもあったが、おとといには急に寒くなっている。やつしろサニーサイドファームでは熊本の冬の風物詩「晩白柚」があすから収穫を開始。世界最大級の柑橘で熊本県が国内収穫量の9割を生産している。ことしの出来について、代表の桑原健太さんは「夏が暑かったのと雨が少なかったのでちょっと小ぶりな傾向だが、例年通り美味しい晩白柚が出来ていると思う」と話す。

東京・台東区の浅草寺から中継。午後3時現在の気温は10.8℃。東京ではきょう最低気温1.2℃と今季一番の冷え込みを観測した。このあと宝蔵門や五重塔でプロジェクションマッピング「ASAKUSA CULTURE＆LIGHTS 2025」が行われる。テーマは「浅草寺1400年の歴史と文化」。映像には仁王尊像や風神・雷神像などが映し出される。

エアコン2027年問題。2022年、家庭のエネルギー消費量の大きな割合を示すエアコンの電力消費を抑えるため、経済産業省が新たな省エネ基準を見直すことを発表。これにより基準を満たさない従来のエアコンの製造・販売ができなくなるという。ヨドバシカメラ マルチメディア梅田で調査すると、2027年の基準に満たないモデルは工賃込みで12万7220円なのに対し、基準を満たした高機能のモデルは28万3580円と同じメーカで2倍以上の差。ヨドバシカメラで取材するとインタビューをした人の中でこの問題を知っている人はいなかった。

国の省エネ基準で今後、製造・販売できるエアコンは変わってくるという「エアコン2027年問題」。家電ライター・藤山哲人さんによると故障して買い替える場合を除いては焦って購入を急ぐ必要はない。もしこのタイミングで買うならば2027年の基準に対応していない現行モデルでもいいという。10年間使った場合、電気代は省エネ基準に対応しているものの方が約3万円安い想定だが、そもそもの本体価格が10万円前後高い場合も。社会学者・古市憲寿は「いくら各家庭が省エネを頑張っても今、AIなどのデータセンターでめちゃくちゃ電気をくう。それ1個作ったら終わりなわけで、こんな各個人を頑張らせる意味ってあるのか」などとスタジオでコメント。

スーパーで食品を盗み警備員にケガをさせた常習累犯窃盗と傷害の罪で9月に起訴されていた被告はきょう午前1時15分ごろから午前4時ごろまでの間、入院していた順天堂大学静岡病院から逃走。被告は先月28日、勾留されていた富士宮警察署の留置所で箸を使って自分の腹を刺す自傷行為をしたため入院していた。被告の部屋は7階にある一人部屋で警察は2人態勢でカーテン越しに交代で監視していたが、午前4時に交代する際にカーテンの中をのぞいたところ被告がいないことに気が付いたという。部屋の窓は鍵が壊され無理やり開けた形跡が残っていた。こうした中、警察は被告の画像を公表し公開捜査に踏み切ったが、きょう午後、身柄を確保した。

群馬・草津町の様子を背景に西日本、中部、関東、福島の気象情報を伝えた。

3年前、奈良市で応援演説中だった安部元総理を手製の銃で撃ち殺害した罪などに問われている山上徹也被告。母親が傾倒する旧統一教会への活動が事件にどう影響したかが焦点となっている。今週の裁判では事件前後のことが詳細に語られた。事件当日、手製のパイプ銃を持って近鉄 大和西大寺駅に到着した山上被告は駅前のショッピングモールのトイレに入ると安全装置の1つをオフにし射撃できるのに近い状態に。安部元総理に近づいたタイミングについて山上被告は「横からが良いか前からが良いかと考えていたら警備が横に移動したのでこれは偶然には思えない何かがあると思った」と語った。このあと裁判官からなぜ安部元総理を狙ったかについて聞かれると「他の政治家では意味が弱いと思った」と語る反面、翌日にはあくまでも対象は統一教会だと語る山上被告。そんな山上被告をずっと見つめていたのは被害者参加制度を利用し初めて出廷した安部元総理の妻、昭恵さん。きのう山上被告は事件後、初めて謝罪の言葉を口にした。合わせて5回の被告人質問が終わり裁判は今月18日に結審し来年1月21日に判決が言い渡される予定。

奈良市で応援演説中だった安部元総理を手製の銃で撃ち殺害した罪などに問われている山上徹也被告の裁判が行われた。裁判を傍聴したノンフィクションライター・石戸諭は「山上被告自身は“この犯行は自分の運命だ”という言葉を多用している。自分が旧統一教会に対する恨みを晴らすために安部元総理を撃ったということに関しては意味があったといまだに考えている。謝罪に関しても安部元総理に対してではなく遺族に対して謝罪している」などとスタジオでコメント。