- 出演者
- -
(オープニング)
今回は…
北陸でも米不足。原因の1つは去年の記録的猛暑。北陸発祥のコシヒカリでも、品質が大きく悪化するなどの被害。夏の気温は温暖化により今後も上がり続ける見込みで、暑さに耐えられる品種の開発も進められている。
オープニング
オープニング映像。
北陸スペシャル
品薄・値上がり… 猛暑で北陸の米に異変が
ことしは1等米に 品質のカギ握る20日間 猛暑と戦う富山の米農家
米農家の大平さん。去年は猛暑によりコシヒカリの品質が大幅に低下。穂が出てからの20日間の平均気温が26度を超えると、粒が白く濁る可能性が高まるという。去年は北陸全体で品質悪化。特に被害が大きかったのが富山。1等米比率は50.6%で過去最低に。今年は去年よりもきめ細かく対応。冷たい水や価格高騰が続いている肥料など活用。
加速する温暖化 厳しさ増す北陸の米づくり
昨年の猛暑は60年に一度といわれる規模。米どころの北陸でも暑く、米にとっては厳しい夏に。去年の段階で深刻な影響は懸念されていたという。穂が出てからの20日間は米にとって重要な時期。水や肥料の管理が重要なんだそう。今後、21世紀末までに北陸で4度以上気温が上る見込み。米にも影響が出る可能性。
北陸で進む 猛暑に強い品種開発
富山県産のブランド米「富富富」。猛暑でも1等米比率が高く、国内で最も暑さに強い品種。県が15年かけて開発。6年前にデビュー。こうした品種は他にもあるが、温暖化の進行が早いため今後耐えられなくなる可能性。福井・若狭湾エネルギー研究センターで行われている最先端技術を使った遺伝子開発。「炭素イオンビーム」を照射し、暑さに強い遺伝子を効率良く見つけることが出来る。今後は品質や食味について分析。