- 出演者
- 池谷実悠
今夜のみんなのスポーツは「開幕戦を目指す大谷翔平。復帰にまつわる数字50の意味とは」「プロ野球 佐々木朗希が実戦登板。五十嵐亮太がスタジオ解説」「中畑清 阿部慎之助監督の対談企画」。
オープニング映像。
パリ五輪・男子マラソン日本代表・最後の1枠をかけた戦いとなる東京マラソンが行われた。19キロ過ぎでトップ集団で転倒が発生。27キロ過ぎでは日本記録保持者・鈴木健吾選手(28)が遅れた。西山雄介選手(29)が日本人トップの9位でゴールしたが設定タイムの2時間5分50秒を切ることはできなかった。代表選考レースで3位だった大迫傑が3人目の代表に決まった。
今週の大谷翔平は衝撃の連続だった。日本時間2月28日(水)のデビュー戦でホームラン。翌日には結婚を発表した。ロバーツ監督と話し合った大谷は開幕まで実戦で50打席という数字を掲げた。2019年に1度目の手術から復帰した時と同じ調整法になる。5年前と比べると1か月早いペースで調整が進んでいてチームメートも驚いていた。ここまで実戦20打席でホームラン2本。ケガのなかった過去のキャンプと比べても順調。開幕前に50打席に届かなかった2022年よりも届いた2023年の方がスタートダッシュに成功していて、50打席が活躍のカギとなっている。
きょうの大谷翔平は体幹トレーニングを行った後、投手のリハビリメニューに取り組んだ。指導した理学療法士のジュディ・セトさんはNBAレイカーズでコービー・ブライアントをサポートしたスゴい人だという。
カブスの今永昇太投手がドジャースとのオープン戦に登板。ドジャースベンチで山本由伸投手も見守る中、1回にはMVPのフリーマン選手から三振を奪ったが、2回に3ランホームランを打たれてしまった。その後は3者連続三振を奪った。五十嵐亮太さんは失点したがストライクが先行する展開で内容は良かったとコメント。
“投手”大谷翔平のリハビリについて五十嵐亮太さんがコメント。来季の開幕に向けてスローな調整に見える。今まで通りの調整で無理をしないことが大事だという。
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プロ野球オープン戦で中日とヤクルトが対戦。両チームの投打の主力が復活に手応えを見せた。ヤクルトの村上宗隆選手はオープン戦第1号ホームランを打った。中日は1年ぶりに登板した大野雄大投手が2回を無失点に抑えた。試合は3-3の引き分け。
オープン戦で日本ハムと阪神が対戦、日本ハムが6-5で勝利した。阪神の才木浩人投手は4回を無失点に抑えた。
オープン戦で楽天と広島が対戦。楽天はドラフト1位ルーキーの古謝樹投手が登板。開幕投手に決まっている早川隆久直伝のカットボールで凡打の山を築き、3回を無失点に抑えた。試合は広島が3-2で勝利した。
オープン戦でオリックスとDeNAが対戦。DeNAドラフト4位ルーキーの石上泰輝選手はオープン戦の打率が7割超え。きょうはホームランを含む2安打で開幕スタメンに名乗りを上げた。試合はオリックスが4-3で勝利した。
練習試合で西武とロッテが対戦。ロッテは佐々木朗希投手が今季2度目の実戦登板。前回登板はストレートがシュート回転して抜け気味だった。きょうも1回は制球に苦しみ1失点。2回は三者凡退に抑えたが課題が残った。試合は西武が6-2で勝利した。
五十嵐亮太さんが佐々木朗希投手について解説。去年に比べて投げ終わった後の腕が横に振れてしまっているのでシュート回転が強くなっている。真っ直ぐきれいに回転するとボールが伸びるので打たれないが、シュート回転してボールが沈むと打者は球速ほど速さを感じないという。
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今季から阿部慎之助が第20代巨人軍監督となった。巨人OB会長の中畑清さんが8年ぶりV奪回を目指す阿部新監督を直撃取材した。松井秀喜さんが来てくれたキャンプの最終クールは充実していたと振り返った。
阿部新監督の要請を受け、松井秀喜さんが6年ぶりに臨時コーチに就任した。選手たちは積極的に松井の指導を仰いだ。社会人出身で即戦力として期待されているドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔選手は初めての実戦で4打席ノーヒットだった。タイミングの遅れを感じていた佐々木が松井に相談すると、「自分の必要なタイミングを逆算してみたら」とアドバイスされた。その後の試合では3安打5打点の活躍を見せた。
阿部新監督が一番意識したのは選手自身に考えさせること。直接指導する機会が多かった秋広優人に対しても独自のルールを設けた。1日教えた翌日はほぼ無視しているという。あえて距離を作ることで選手自らに考えさせた。阿部が一番熱心に指導したのはスイングの軌道。
阿部新監督の打撃改革の核となるのがスイングの軌道。目指すのはサイクロイド曲線。直線上で円を転がしたときにその円周上の1点の軌道を繋げることでできる曲線。番組スタッフが作った模型を使って阿部がサイクロイド曲線を説明してくれた。サイクロイド曲線は遠回りになるが、その分加速するため、目的地への到達時間は速くなる。スイング軌道をサイクロイド曲線にすることでボールへのインパクトを最速にする。昨シーズンの秋広優人はキャリアハイの成績だったが、左投手とインコースに弱かった。2月23日に出場した阪神とのオープン戦の投手は巨人キラーの左投手・伊藤将司だったが、そのインコースを見事に打ち返した。新たなスイングの軌道に手応えを感じていた。
新たな発想を取り込むことが新生・阿部巨人の特徴ともいえる。阿部はいろんなことを試してほしいと語った。
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巨人が親善試合で台湾の楽天モンキーズと対戦。打者はヒット1本に抑えられてしまったが、投手は活躍。復活を目指す菅野智之投手が3回を無失点、2番手の山崎伊織投手もパーフェクトに抑えた。試合は0-0の引き分けだった。
国内女子ゴルフの開幕戦・ダイキンオーキッドレディスの最終日は岩井千怜と西郷真央の争いとなった。岩井は14番でバーディー。これまでの大会レコード14アンダーを上回る18アンダーで優勝。国内ツアー通算5勝目をあげた。