2023年11月1日放送 0:39 - 1:24 NHK総合

アナザーストーリーズ
韓国イテウォン群集事故〜あれから1年被害者たちの闘い

出演者
松嶋菜々子 
(オープニング)
今回は…

今回は韓国で起きたイテウォン群集事故を特集。悲劇は事故だけでなく、事故を起こした犯人探しが行われたという。そのため事故から生還した人へ誹謗中傷が起きて新たな犠牲者が出た。

キーワード
イテウォン(韓国)
オープニング

オープニング映像。

(アナザーストーリーズ 運命の分岐点)
視点1 事故から生還した人々

今回の運命の分岐点は韓国イテウォン群集事故が起きた2022年10月29日。最初の視点は事故から生還した人々。生還した人々は事故後に世間から厳しい目を向けられることになったという。ソ・ビョンウは事故で恋人を亡くしたが誹謗中傷を受けることがあり、事故について話せなくなってしまったという。そうした中でソ・ビョンウは事故当時の様子について語った。この日の事故で158人が死亡し負傷者は190人以上になり、亡くなった人の半数は20代の若者だったという。ソ・ビョンウは事故の生存者の集まりに参加したが、そこで「お前も人混みで圧迫した」と言われと語った。

キーワード
イテウォン(韓国)

その後は犯人探しが行われて疑われた男性は警察から事情聴取を受けたが、事故当時電車にいたという証拠を出した。それでも誹謗中傷はやまなかったという。また事故で友人を亡くしたイ・ジェヒョンは誹謗中傷などによって自殺したという。

キーワード
イテウォン(韓国)イ・ジェヒョン
視点2 イ・ジョンミン

次の視点はこの事故で娘を亡くしたイ・ジョンミン。イ・ジョンミンは事故現場を訪れて娘の死について自問し続けているという。イ・ジョンミンは事故で現場を訪れたが、そこでは警備をしていた警察官を見かけなかったと語った。事故前から危険を知らせる通報があったが、警察の増員はほとんどなかったという。そのためイ・ジョンミンは国の責任を追求した。しかし保守派のバッシングを受けたという。また捜査では死因が一括りにされて一人ひとりの状況に触れられてないことにも遺族は反発したという。

キーワード
イテウォン(韓国)キム・サンハ
視点3 ジョン・ヘウォン

次の視点は記者のジョン・ヘウォン。ジョン・ヘウォンはイテウォン群集事故について、同様の事故である明石歩道橋事故を調べたという。そこで事故の遺族である下村誠治はジョン・ヘウォンから取材を受けて協力したという。取材でこの2つの事故は非常に似ていることがわかった。また韓国とは違い警察の捜査とは別の独立性と専門性を持った調査機関があったことで明石市などを相手にした民事裁判で遺族が勝訴したことなどを、ジョン・ヘウォンは記事にして韓国の遺族に伝えたという。

キーワード
イテウォン(韓国)下村智仁明石市(兵庫)

イテウォン群集事故から4ヶ月後。詳しい話を聞くために下村誠治らを韓国に招いて、日韓の遺族同士で意見交換会を行った。イ・ジョンミンはここで下村誠治と初めて会話をしたが、「すぐに心が通じた気がした」と語った。そしてイ・ジョンミンらは第三者による事故調査機関を設けるための法律制定を訴えるようになったという。娘の一周忌を迎えたイ・ジョンミンは「娘に話したいことはたくさんある」と語った。

キーワード
イテウォン(韓国)明石市(兵庫)
(番組宣伝)
ファミリーヒストリー

ファミリーヒストリーの番組宣伝。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.