2025年2月24日放送 20:15 - 20:50 NHK総合

イゾラド“大集団”出現 〜アマゾンの奥地を行く〜

出演者
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(オープニング)
趣旨説明

文明社会と接触したことのない未知の人々・イゾラド。10年ぶりにその姿が捉えられた。今、なぜ彼らは私達の前に現れたのか謎を追った。

キーワード
イゾラド
オープニング

オープニング映像。

イゾラド アマゾン 未知の人々との”再会”
イゾラド アマゾン 未知の人々との”再会”

イゾラドは南米大陸の深い森の中で自給自足の生活を続けてきた。ところが、コロンブスがやって来てから500年あまり文明社会の膨張はイゾラドが生きる豊かな森を削り続けてきた。かろうじて残されたのは源流域と周辺のわずかな地域だけといわれている。ペルー政府はこの森をイゾラドの保護区域に指定。外部の人間が立ち入ることを厳しく制限してきた。取材班はモンテ・サルバード(保護区域に隣接する最果ての集落)にやって来た。イゾラド保護区域への侵入者を監視する保護官のセバスチャンさんによると、2024年6月27日、イゾラドの集団が姿を現したという。この時、イゾラドはサトウキビとバナナを欲していた。その4か月後の2024年10月21日、再びイゾラドの集団が姿を現した。女性はおらず全員男性。ある男性の手には狩りに使われるとみられる矢を持っていた。やりとりは6時間続き、イゾラドは森に帰っていった。彼らが立ち去った後、集落で飼われていた犬の死骸が見つかった。さらに、釣りをした帰りにイゾラドから矢を撃たれた男性もいた。

キーワード
イゾラドクリストファー・コロンブスチョウモンテ・サルバード(ペルー)

その3日後、イゾラドの集団が再び姿を現した。人数が増え、より攻撃的になったように見えたという。大勢でさまざまな要求をしてきたといい、セバスチャンさんは手に負えないと感じたそう。セバスチャンさんは、10年前、イゾラドはもっと穏やかだったと話す。2024年10月26日、瀕死の重傷を負った保護官が病院に運び込まれてきた。イゾラドは敵意を露わにし、矢で攻撃してきたのだ。イゾラドは「人を殺すから”ムカチリ(服)”を着た人は悪いやつだ」と言っていたという。手がかりを求め、セバスチャンさんらは保護官がイゾラドに矢で襲われた場所に向かった。調査の中で、森の中だけでは食料が足りなくなったためにイゾラドが活動範囲を広げざるを得なくなったのではないかとみられることが分かった。また、「”ムカチリ(服)”を着た人」の正体は保護区域で伐採を繰り返す業者だということも分かった。この業者が銃でイゾラドを攻撃し、イゾラドの振る舞いが変わってしまったと考えられるという。そして、2024年9月、イゾラドは伐採業者を襲った。2人の遺体は回収できたものの、残る3人の遺体はまだ見つかっていないという。

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イゾラドモンテ・サルバード(ペルー)

イゾラドとの関係性が変わってしまった今、森にはカメラが設置され、イゾラドが通ったことが確認されると森への立ち入りが一時的に禁止されるように。また、イゾラドが作った道しるべの周囲も切り払い、自分たちの存在を知らせ、互いの領域に立ち入らないようにしているという。イゾラドの攻撃により、集落から緊急避難していた女性や子どもたち。2024年11月29日、女性や子どもたちが集落に戻ってきた。その後、森に設置された監視カメラにイゾラドの姿が捉えられた。

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イゾラド
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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