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オープニング映像。
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- ロンドン(イギリス)
依頼主は資産家で依頼品は花瓶であった。西洋絵画の技法を使い繊細なタッチで描かれた花と蝶。女性は金属プレートの下が見たく復元したいという。繭山浩司たちは花瓶に刃を入れると接着は漆であることがわかった。金属プレートで隠れていたのは欠けた花であった。そして金属プレートなどを取り外した。
繭山浩司たちは復元を行った。繭山悠は欠損部分の土台を石膏で作り削りで透け感を周りとあわせた。繭山浩司が指で生地部分を成形した。生地を滑らかにするために自分の指にやすりをかけていた。また淵の青いラインなどの色を再現しラインをつなげた。しかし欠けた花は輪郭線がなく再現が難しかった。手がかりを得るため繭山浩司たちはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館を訪れた。博物館には対で作られた花瓶があった。対の花瓶は輪郭線が強かった。
ニック教授に金属プレートの文字の解読を依頼すると19世紀にイギリスの銅板印刷で使われた典型的な筆記体で乾隆帝時代の花瓶であることがわかった。また文字がサンシータンだとしたら三希堂を指しているという。三希堂は乾隆帝が作ったプライベートルーム。この花瓶はその部屋に飾られていたという。繭山浩司は転写をした。また針の先で描いた線を削り極細のかすれた線にした。本物に習い色の層を重ねていき花が完成した。
次の依頼品は李朝白磁。古い修復が劣化しとれてしまったという。欠損した部分をすべて復元することになった。まずは欠けた部分の土台を石膏で作った。またシミを再現した。繭山悠は「自分で形を決めるものじゃない」などと話した。また栗の煮汁などで汚れを入れていった。繭山たちは復元した箇所とオリジナルの境目がわかるように仕上げた。
花瓶の戦いは続いていた。葉のデザインは左右対称ではなく頭を悩ませていた。復元をはじめ4か月繭山たちは古の職人たちと静かな対話を重ねていた。そして花瓶を復元させた。繭山悠は「ありがとうを言わせていただきました瓶に」などと話した。
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