- 出演者
- 佐藤隆太 AI 尾形貴弘 滝沢カレン
オープニング映像。
アフリカ大陸の北西部に位置するモーリタニア。国土の約9割が砂漠。昔からラクダや羊がこの国の生活を支えてきた。1960年までフランス領だったため、その影響も色濃く残る。そんなモーリタニアではタコ漁が盛ん。しかし、モーリタニアの人たちはタコを「デビルフィッシュ」と呼び食べる習慣がない。ブラワッハ村でタコ漁が行われている。人口約500人だが150人以上がタコ壺漁師。番組スタッフはタコ漁に同行。この日の取れ高は約30kg(約24000円)。この売上だけで4人家族が1か月食べていけるんだそう。
そんな美味しいタコを獲ってくれているモーリタニアの漁師たちにサンクスonデリバリー。タコを食べている日本人たちからのメッセージを届けた。さらに、フリーズドライのタコ飯をご馳走。漁師たちは恐る恐るタコ飯を食べた。
日本では伝統的に陶器が使われてきたタコ壺だが、モーリタニアではプラスチックをリサイクルして作られている。土が取れない砂漠の国ならではの工夫。浮いてこないようにおもりを付けているため、タコ壺1つ2.5kgほど。650個ほどのタコ壺を海から引き揚げる。尾形貴弘は「大変だよ」などとコメントした。
日本が輸入するタコの約4割を漁獲しているモーリタニア。1970年代までブラワッハ村には産業がなく、主にボラ漁で生活をしていた。国全体も貧困に喘ぐ中、一人の日本人が現れる。元漁師で漁業指導員の中村正明さん。日本の国際支援事業で単身モーリタニアにやって来た。この国に適した漁は何か。現地調査を重ねた中村さんが地元漁師たちに提案したのがタコ漁だった。しかし、漁師たちは猛反発。それでも粘り強く説得する中村さんに根負けした漁師たち。実際にタコ壺漁をして海外に売ってみると、1回の漁で当時の平均月収の4か月分が稼げた。そこから村の生活は一変。その後、タコ壺漁はモーリタニア各地に広まり、タコの年間輸出額は400億円以上にもなっている。
モーリタニアにタコ壺漁を伝えた中村正明さんの元を訪ねた。一線を退いて11年。今は穏やかな日々を過ごす中村さんだが、タコ壺漁を広めた功績が称えられ、モーリタニア政府から国家功労賞を授与されたモーリタニアのヒーロー。そんな中村さんにモーリタニアの漁師たちからサンクスonデリバリー。感謝のメッセージを伝えた。
滝沢カレンは「わたしも本格的に”ありがとう”を言いたい人がいる」と話し、佐藤隆太へ感謝を伝えた。「ROOKIES」に出演していた滝沢。セリフのない役にもかかわらず緊張していたが、佐藤の方から挨拶され、落ち着きを取り戻したと感謝した。
街ゆく人70人に、”ありがとう”を伝えたい人はいるかと聞き取り調査。その中から3人の”ありがとう”を伝える現場にカメラが密着した。
1人目はミュージシャンの渉さん。ライブの機材が足りないときに車をまわしてくれるなどしている父に感謝をしたいという。渉さんは、父・茂さんに感謝の気持ちを込めてレコードプレーヤーをプレゼントした。
2人目は由人さん。子育ての喧嘩が絶えない日々で感謝を伝えられずにいる妻・恭子さんへ、感謝のメッセージを添えたケーキを贈った。さらに、感謝の手紙を読んだ。
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3人目は大学生の渡辺さん。中学時代不登校だった渡辺さん。高校3年間を支えた恩師・橋田先生に感謝したいという。渡辺さんがビデオレターを撮影。その裏では橋田先生がその様子を見ていた。思いを伝え終わったところに橋田先生が登場。直接感謝を述べ、橋田先生からも渡辺さんに感謝の言葉を贈った。
滝沢カレンは「知らない人の”ありがとう”なのに、自分も仲間に入れてもらったみたい」などとコメントした。
エンディング映像。
アニマルドックの番組宣伝。