2023年6月26日放送 14:48 - 15:45 フジテレビ

ザ・ノンフィクション
特別編

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ザ・ノンフィクション)
私が踊り続けるわけ2~56歳のストリッパー物語~前編

星愛美さん、日本最年長のストリッパー。愛美さんは東大阪にある晃生ショー劇場をホームグラウンドにしており、全国からファンが訪れる。ファン同士も連絡を取り合い、時には他の踊り子3や劇場関係者に差し入れもする。彼らは自分を「星組」と称している。その星組の1人であるスーさん、数年前にステージ4の大腸がんを患い、現在も抗がん剤治療の最中。しかし肺などに転移しているという。そんな中、星さんのファンに女性が増える。彼女たちは星さんのダンスを絶賛する。2021年、愛美さんの32周年イベントが行われようとしていた。普段はこうしたイベントにはあまり顔を出さないスーさんの姿が。「もうイベントに立ち会えるかわからないから来たい」という気持ちからだった。スーさんと愛美さんの出会いは10年前、旅行の際に愛美さんのダンスを見て、それから追いかけ続けたという。スーさんをはじめ多くのファンが集ったイベント、そこで「まだまだ続けていけそうか?」と問われるも、愛美さんは「答えは出せないかな」と話す。そんな愛美さんは大きな壁と戦っていた。

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一宮(愛知)大腸がん彦根(滋賀)昭和天皇晃生ショー劇場東大阪市(大阪)賀来千香子

荒れた中学時代を過ごした愛美さん、歌手になれると言われたが、用意された仕事はセミヌードのモデルだったという。その後19歳で結婚し21歳で離婚した。AV女優を経て23歳でストリッパーデビュー。その後は騙されて借金を背負わされたり、AV復帰するなどしたが、37歳で子宮がんを患い、7年の闘病を経て復帰した。長いキャリアと闘病、愛美さんの体はボロボロだった。しかし愛美さんはステージを降りない。その理由はかわいがっている後輩の浜崎るりさん。「ビューティーシスター」と称して2人でステージに立っている。愛美さんはるりさんを娘のように感じている。ただるりさんは愛美さんの体を気遣い「早く辞めてほしい」と考えているという。そんな愛美さんのステージに感動したという38歳のユキさん、現在はコンビニでアルバイトをしているが、以前は家族を助けるために風俗の仕事をしていたのだという。愛美さんに惹かれる理由をユキさんは人柄や今までの経験だと語る。愛美さんのもとには多くのファンレターが届けられる。想いのつづられた手紙を見て、愛美さんは「辞めないで」という言葉に対する答えを詰まらせてしまうという。

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六本木(東京)子宮がん

2021年12月、愛美さんは北九州市にいた。ストリッパーは1回の公演で10日ほどステージに立つ。10日ごとに移動することになるのだ。長崎に住んでいるスーさんは北九州での公演に駆けつけた。愛美さんの出番後はホテルに戻る。愛美さんはスーさんが余命宣告を受けていることを知っていた。

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A級小倉劇場北九州市(福岡)長崎県
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今夜のラインナップ

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(ザ・ノンフィクション)
私が踊り続けるわけ2~56歳のストリッパー物語~前編

岐阜県岐阜市のまさご座、ここもまた星愛美さんにとって馴染みの劇場だ。愛美さんは地方公演の際には散歩を日課にしている。これは痛みの出ない体の使い方を確認するためだという。岐阜県のこのステージにもスーさんは訪れた。スーさんは「もう治療もないから、今劇場に行っておかないと行けなくなる」と自分の体が限界に近いことを悟り始めている。ただ愛美さんが引退するまでは元気でいたいという。同じ星組ひこにゃんさんは手から血を流しながら手拍子をしていた姿を見たことがあるのだと話してくれた。スーさんが足を運んでくれる限りステージに上がるという愛美さん、命ある限り愛に来るというスーさん。愛美さんはスーさんにバースデーカードと誕生日プレゼントを用意し、電話で来年も祝いたいと伝えた。ただ自らの限界も感じていた。1年1年年齢を感じるという愛美さんは引き際を意識し始めていた。

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まさご座岐阜市(岐阜)渋谷(東京)
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(ザ・ノンフィクション)
私が踊り続けるわけ2〜56歳のストリッパー物語〜前編

2022年5月、愛美さんは56歳の誕生日イベントに向け、新しい踊りの稽古が始まった。相変わらず体は痛むが、愛美さんは稽古をやめない。なぜこうまでして踊り続けるのか。ホームグラウンドである晃生ショー劇場で行うバースデーイベント、星組のメンバーも多くが駆けつける。しかしスーさんは帯状疱疹もあり来られるか不明だという。そんな愛美さんも子宮を取った影響で、自力で排尿できず、ステージ前にはカテーテルで排尿する。満身創痍でステージに上る愛美さん。「生きていく場所がここしかない」と言いつつ「見ているのが痛々しいステージなら身を引くしかない」と話す。そんな愛美さんのために帯状疱疹で苦しいはずのスーさんが劇場を訪れた。

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帯状疱疹晃生ショー劇場東大阪市(大阪)
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(ザ・ノンフィクション)
私が踊り続けるわけ2〜56歳のストリッパー物語〜前編

星愛美さんの誕生日イベントに帯状疱疹で苦しいはずのスーさんがやってきた。痛みに耐えながら来た理由を「これからますます来られなくなるから」とスーさんは話す。愛美さんのステージ後、スーさんは疲れ切った様子を見せた。愛美さんの様子をいつも見ている浜崎るりさんは愛美さんとスーさんの関係を「ファンなんだけど、お互いに励まし合っている」と表現。辛そうな様子だが足を運んでいるスーさんに対して、愛美さんは応えるしかないのではと語った。そんなスーさんを見て、愛美さんは「自分は残酷なのか、無理をさせているように思ってしまう」と心境を吐露した。ユキさんも劇場を訪れ、スーさんと対面することができた。星組は愛美さんのファンの集まりを超え、ファミリーのようになっていた。愛美さんはその中心で多くの想いを背負い、満身創痍でステージに立つ。いつまでステージに立つのか、それはスーさんの命の行方と関係しているのかもしれない。スーさんを見送る愛美さん、その後姿が最後になるとはこの時誰も知らなかった。

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帯状疱疹晃生ショー劇場道頓堀劇場
(エンディング)
次回予告

「ザ・ノンフィクション」の次回予告。

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