- 出演者
- 加藤シゲアキ(NEWS) 宮司愛海 辻村深月
今回のゲストは辻村深月。加藤は「芸能界一ファンが多い」と言った。
オープニング映像。
辻村が始めて小説を書いたのは小学校3年生の時だという。始めにあったのは「作家になりたい」というより「小説を書きたい」という気持ちだった。1番最初に書いた小説はホラー小説だという。高校生になった時に「冷たい校舎の時は止まる」の前身になる小説を書いていて、クラスメイトが読んで小説の話をしていたことがあって、その時初めてプロになれるかもしれないと思ったと言う。
辻村と20年以上の友人、佐伯佳美からメッセージ。イラストレーターとして活動し、辻村作品の装丁も手掛ける公私ともに親交が深い大親友だ。やるって決めたら自分がやりたいことはやる人で、学生時代はギャルになりたいと言っていたと話した。普段はみんなの中心にいるタイプなのに、謎解きイベントのときだけは全く主張してこなかったという。デビュー前の原稿を読んだときに「辻村さんが作家になれなかったら誰が作家になれるんだろう」と思ったという。
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- 冷たい校舎の時は止まる
辻村深月を形作った好きなものはアニメで、小説で物語の演出を考えるときはアニメ的な展開で作ることが多いという。銀河鉄道999は機械の身体を求めて星野哲郎がメーテルと銀河鉄道999で旅をする物語。辻村深月は、銀河鉄道999の劇場版でスターシステムに高まりを覚えて、いつか自分の著作が増えたらこれをやりたいという気持ちになったなどと話した。
新世紀エヴァンゲリオンは、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンのパイロットとなった少年少女と謎の敵・使途との戦いを描くストーリー。アニメ派と漫画派の垣根を無くした衝撃作で、強い作品は万人を夢中にさせると実感したという。
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- 庵野秀明新世紀エヴァンゲリオン
少女革命ウテナは、主人公が学園内の決闘ゲームに巻き込まれその背後にある謎・世界の果てへと迫っていく物語。少女革命ウテナを観ていなかったら書けなかったテーマや生きるための勇気をもらえたアニメだという。
ジョジョの奇妙な冒険は1987年に連載開始し現在も連載中で、累計発行部数は全世界1億2000万部を越えている。いつまでもファンから愛される漫画で、自身も作家として目標としている存在だという。辻村深月は、集英社に受賞のお祝いを聞かれ荒木先生のサイン本がほしいとお願いして頂いたと話した。
ジョジョの奇妙な冒険の大ファンである辻村深月は、直木賞受賞祝に原作者の荒木飛呂彦直筆のサイン本をプレゼントされたと紹介。辻村深月は自分が目標としているところは、ジョジョが好きな人が読んだ時にくだらない小説と思われないこと等と話した。
辻村深月はドラえもんの物語の根幹にあるのは日常で、かがみの孤城での設定でみんなが躊躇わずに読んでもらえたのはドラえもんがあったからで、非日常を描く時こそ日常のリアリティが大切であると学んだ等と話した。
辻村深月は2019年公開の映画ドラえもん のび太の月面探査記では脚本を担当している。辻村深月はデビュー当初はドラえもんの脚本がやりたいと思っていたが、実際に叶いそうになると怖くなっていて最初にオファーを受けた時はドラえもんのファンであるために断っていた等と話した。
綾辻行人著書の十角館の殺人は綾辻行人デビュー作の長編ミステリーでシリーズ累計100万分を超えている。辻村深月は表現方法が色々ある中で小説が一番やってみたいことと決まったのは十角館の殺人を小学6年生の時に読んだからで、1行で真相がわかるシーンを読んだ瞬間にあまりの衝撃で本を落とした等と話した。またペンネーム辻村深月の由来は綾辻行人の辻と霧越邸殺人事件に登場する芦野深月から取って命名したと紹介。
ドッキリGP、特別編集版「鬼滅の刃」遊郭潜入編の番組宣伝。
新木優子は、辻村作品に勇気づけられたという。新木優子は、心のモヤモヤをどうやって言葉にして表現すればいいのか自分の中に言葉が見当たらなかったが、正解・答えみたいなものが全部そこに書いてあった、共感してもらえた気持ちになったなどと話した。1番好きな辻村作品はスロウハイツの神様だという。新木優子は、こんな作品があったんだと衝撃を受けて大好きなお気に入りの作品だと話した。
菜緒は、高校生のときの朝の10間読書で友達が読んでいた凍りのくじらを貸してもらって、読むと悩みを言っていいんだよと言われているような気がして自分のパーソナルな部分にすごく触れられたところがあるなどと話した。また、辻村さんの中で家族と聞いた時にどんなことが思い浮かびますかなどと質問した。
辻村深月は、2人とも学生のときにって言葉が出てることが嬉しくて、すごく光栄だし大人になるって良いことだななどと話した。奈緒からの家族と聞いたときにどんなことが思い浮かぶかという質問については、家族シアター書いているときも思ったのが大好きだけど大嫌いという気持ちが一番近いなどと答えた。
国立天文台は1924年に現在の港区から三鷹市へ移転した今年100周年を迎える歴史的天文施設であり、広大な敷地に様々な観測施設が置かれて天文の研究・観測・機器の開発が行われている。辻村深月はこの夏の星を見るの取材で実際に訪問し宇宙の魅力を体験したという。辻村深月が脚本を担当した映画ドラえもんのび太の月面探査記は月が舞台で、それまでは独学であったが月から先を知るために訪れたと話す。
国立天文台 三鷹キャンパスの50センチ公開望遠鏡は主に太陽系の天体の観測を目的に使用され、肉眼の5000倍の光を集める望遠鏡であるため空の明るい東京でも様々な天体を観測できて、月2回の観望会や社会科見学などの一般の受け入れも実施している。地球の自転に合わせて天体を自動追尾する機能がある。
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- 50センチ公開望遠鏡ベガ国立天文台