- 出演者
- タモリ 渡辺瑠海 葉加瀬太郎 いとうせいこう 澤本嘉光
今回、CMソングを特集。時代を作った昭和のCMソング50曲を厳選して紹介。
1953年、NHKによる日本初のテレビ放送が始まった。同年、初の民放として日本テレビ放送網が開局。日本初のテレビCMが、精工舎による「7時の時報」。当時はBGMにナレーションのみだったが、次第に歌詞がつきCMソングに。
1950年代のCMソングを多数手がけた三木鶏郎。明るく楽しくリズミカルな曲調が特徴で、高度成長期の時代感に共鳴。食品から医薬品、家電に石鹸など商品も様々。
1950年代、全国でテレビ局が続々誕生。59年、テレビ朝日の前身に当たる日本教育テレビが開局。ロングセラー商品のCM第一号も多く生まれ、農機販売のヤンマーも天気予報番組のCMソングとして「ヤン坊マー坊の歌」を放送。作詞したのは当時の宣伝部長。
アニメやスポーツ中継などでテレビが広く普及してきた60年代。CMスポンサーも急増し、印象的なCMソングも多く誕生。カカオ豆の輸入が解禁されたことでチョコレート商品のCMが特に増加。短い尺で心をつかむCMに。
明治製菓のCMソング「明治マーブルチョコレート」をスタジオ生演奏。これと同じ「ショックソング」の手法で作られているのが「交響曲第5番(ベートーヴェン)」なんだそう。
好景気の60年代、CMソング界では大物作曲家による作品が増加。「夜霧よ今夜も有難う(石原裕次郎)」で知られる浜口庫之助、「見上げてごらん夜の星を(坂本九)」で知られるいずみたくなど。「オー!モーレツ!」などの流行語もCMをきっかけに誕生。
好景気の60年代、CMソング界では大物作曲家による作品が増加。「オー!モーレツ!」などの流行語もCMをきっかけに誕生したほか、CMソングがレコード大賞新人賞に輝く事例も。
好景気の一方で公害問題などもあった70年代。社会の空気が劇的に変わったことで、新しいライフスタイルや価値観を提唱するCMが増加。ヒットメーカー小林亜星もこの時代に台頭。
1970年代、小林亜星によるCMソングが多数登場。「カップヌードル」「日立の樹」「イエ・イエ」など。
キダ・タローによるCMソングをメドレーでスタジオ披露。
キダ・タロー作曲のCMソング「出前一丁」。出演者らは「目立たせたいところが最高にキャッチーなメロディー」「サウンドロゴ」など称賛。
テレビ普及率が9割を超えた1975年。CMでは「イメージソング」という手法が誕生。曲中に商品名などは登場しないが、曲でその商品を連想させるもの。
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- 徹子の部屋
70年代後半、CMのイメージソングとして使われたことで大ヒットする曲が登場。松崎しげるや久保田早紀などがこれを通じてヒット歌手に。「HERO(ヒーローになる時、それは今)」では、1月1日の0時に民放で一斉に放送。
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- HERO(ヒーローになる時、それは今)NHK紅白歌合戦いい日旅立ちたかたかしスペースインベーダー三洋電機三浦友和久保田早紀山口百恵愛のメモリー日本国有鉄道日本旅行日立製作所服部時計店江崎グリコ甲斐よしひろ甲斐バンド異邦人谷村新司馬飼野康二
70年代後半、同業他社同士によるCM競争が激化。資生堂vsカネボウ化粧品では、互いに同じ方向性のCMを作るなどして競争。
バブル景気の80年代。当時は女性の社会進出が加速していたことなどもあり、CMでは働く人への応援歌などが増加。
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- サントリー食品インターナショナルジュエリーマキファミリーコンピュータ三共任天堂佐藤隆勇気のしるし~リゲインのテーマ~康珍化東京ディズニーランド桃色吐息武田薬品工業武田鉄矢池上季実子男と女のはしご酒芦川よしみ近藤達郎馬飼野康二高橋真梨子魚住勉黒田秀樹
多種多様な音楽で溢れていた80年代。CMでも奇抜なものが人気になったほか、「クリスマス・イブはカップルで過ごす」というきっかけを作ったCMもこの頃に誕生。