2024年1月27日放送 4:50 - 5:20 テレビ朝日

テレメンタリー2024
アンコール「私は耳が不自由です 湊町・酒田 花柳界を生きる」

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今回は…

今回は耳が不自由な舞妓さんと支える人々に迫った。

(テレメンタリー2023)
私は耳が不自由です 湊町・酒田 花柳界を生きる

山形県酒田市は大正から昭和初期にかけて100人を超える芸者で賑わったが、料亭文化の衰退で芸者も減少し、現在は4人の酒田舞妓が花柳文化を伝えている。元舞妓で芸鼓の小鈴さんが妥協のない厳しい稽古をつけている。芸鼓は踊りだけでなく、三味線や歌などを身につけた女性をいう。芸鼓は舞妓の見習いで「半玉」とも呼ばれる。稽古が終わると小鈴さんは母親のような表情を見せる。高校を卒業して間もない舞妓も多く、彼女たちの心と体の調子に気を配っている。去年舞妓デビューした鈴千代さんは幼い頃から聴力に不安を抱えている。障害者の認定は受けていないが、体調によって音が聞こえたり聞こえにくかったり安定しない。仕事を始めてこんなに聞こえないんだと実感したという。酒田舞妓は市内の観光施設「舞妓茶屋 相馬樓」で踊りを披露するほか、館内の受付業務もする。鈴千代さんは補聴器が合わず、今はつけていないので、客の呼び掛けに気づかないこともあるという。

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山形県立酒田光陵高等学校相馬樓酒田市(山形)

小鈴さんが地元の出前授業に鈴千代さんを連れて行った。耳が不自由だが、やれば出来ることを体で教えてくれて、周りの励みになっていると説明した。鈴千代さんは耳が不自由なことを家族にもあまり言っておらず、コミュニケーションに支障が出ていることを小鈴さんは心配していた。

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山形県立酒田光陵高等学校酒田市(山形)

去年12月、鈴千代さんは20歳になるのを前に実家を離れて小鈴さんの事務所へ引っ越した。小鈴さんは鈴千代さんのために一部をリフォームした。鈴千代さんにとって小鈴さんは人生の道標となっていた。

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酒田市(山形)

今年4月、小鈴さんからスタッフにメールが届いた。鈴千代さんが耳が不自由なことが原因で一騒動あったという。夜になると小鈴さんたちは事務所に戻って来るが、それを理解せずに鈴千代さんたちが外出してしまい、小鈴さんたちが中に入ることができなかった。鈴千代さんは小鈴さんに注意されたことをノートに書き留めているが、ミスを繰り返すことが何度もあるという。小鈴さんは鈴千代さんにきつく言って聞かせた。小鈴さんは鈴千代さんがこれまできちんとコミュニケーションをしてこなかったのは大人のせいで責めることはできないが、逃げ回ってきた鈴千代さんにも原因があり、逃げるクセや取り繕うクセを直して向かっていかないと期待を語った。鈴千代さんは5月に地元の総合病院で初めて聴力の精密検査を受けた。小鈴さんも同行して医師から耳の状況を聞いた。難聴と診断された鈴千代さんはもう一度、補聴器をつける選択をした。難聴を言い訳にして目を背けてきた人生に終止符を打つため、鈴千代さんの新たな挑戦は始まった。

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酒田市(山形)
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