2023年10月16日放送 1:53 - 2:53 TBS

ドキュメンタリー「解放区」
最後のMR.BIG 受け継がれる音楽

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ドキュメンタリー「解放区」)
最後のMR.BIG 受け継がれる音楽

7月、ロックバンドのMR.BIGは最後のツアーに向けリハーサルを行っていた。これまで阪神・淡路大震災の翌年にチャリティーライブを開催し、東日本大震災が起きた年には外国人アーティストとして初めて被災地に入ってライブを行った。だが、メンバーのパット・トーピーがパーキンソン病と診断され、通常の演奏活動が困難に。18年2月、トーピーはこの世を去る。今回のツアーにはニック・ディヴァージリオが帯同。確かな実力でサポート活動を行ってきた。

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MR. BIGにとって最後の日本ツアーは名古屋からスタートすることになったが、ビリー・シーンは「イヤーモニターが不調」と訴えた。開演を迎えても満足できる状態とはならなかったが、終演後、ビリーは「観衆は素晴らしかった」と上機嫌。デビュー前、バンドのデモテープを携えて来日したエピソードを語ってくれた。

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Colorado BulldogGreen Tinted Sixties MindMr.BigRoad to RuinWild Worldパット・トーピー中区(愛知)

MR. BIGの代表曲「Take Cover」ではドラムのリズムが繰り返されていて、パット・トーピーが考案した。多国籍バンド、Yeti Valhallaのメンバー、KanaKoはパットから多大な影響を受け、「神様みたいな存在」と話す。今回の来日ツアーでも「Take Cover」が披露された。

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7月22日、MR. BIGのメンバーはファンとの記念撮影に応じていた。ライブではポール・ギルバートが一番好きなソロに挙げた「Just Take My Heart」などが披露され、万雷の拍手があがった。終演後、エリック・マーティンが取材スタッフを楽屋に招き、「『Just Take My Heart』の後、みんな素晴らしいパフォーマンスだと思った。特に自分はそう思った。それで、観衆を見渡した時、この人たちの前でこの曲を演奏することはないんだなって思ったんだ」と述べた。

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Just Take My HeartMr.BigShy Boy港区(大阪)

MR.BIGの今回のツアーでは親子連れ、若いファンの姿があり、さらにライブで顔を合わせるうちに憲子さんと結婚したという増田さんは娘さんと「TO BE WITH YOU」を歌うなど、DNAは受け継がれていると感じたという。母親の影響で学生時代からバンドの大ファンだった漆畑みなみさんは現在、俳優として活動。大阪公演を観に来ていて、「MR.BIGはヒーロー、偉大な存在」と語っていた。ポール・ギルバートは自らの音楽のヒーローにヴァン・ヘイレンを挙げ、ビリー・シーンは「若いプレイヤーたちがボクらと同じ年齢になった時、多くの人々にインスピレーションを与えてくれればいいな。音楽の輪というものは延々と続いてきた」と語った。

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Mr.BigTO BE WITH YOUYouTubeヴァン・ヘイレン港区(大阪)

MR. BIGはパット・トーピーが生前に使用していたドラムセットをオークションにかけ、売上はパーキンソン病に苦しむ患者の支援に寄付すると発表。エリック・マーティンは今回のツアーを観るため、パットの妻子が来日すると明かした。日本武道館の公演で2人はステージに登壇し、終演後にインタビューに応じてくれた。カレン・トーピーは日本のファンへ感謝を示し、「パットは日本で演奏することが大好きでした」と語った。オークションではドラムセットに約300万円の値がついた。MR. BIGにとって日本でのライブ活動はこれにて終了となるが、ビリー・シーンは新作を出す予定だと明かした。バンドの音楽は次世代へと受け継がれていく。

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(エンディング)
エンディング

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