2023年10月6日放送 22:45 - 23:15 NHK総合

ドキュメント72時間
島根・黄泉比良坂 あの世との境界で

出演者
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(オープニング)
オープニング

今回の舞台は島根県の黄泉比良坂。この世とあの世の境界。みんな何のためにここにやってくるのか。夏の終わりの3日間、その胸のうちに耳を傾けた。

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黄泉比良坂(島根)
島根・黄泉比良坂 あの世との境界で
8月26日(土)

黄泉比良坂は島根県松江市の緑豊かな地域にある。周辺には池や鳥居、石碑などがある。車が1台やってきた。出雲市大社町から夏休み最後の思い出として来たという家族連れ。ご両親は黄泉の世界の神話について教えてくれた。続いて、自転車に乗った2人組が訪れた。東京から来た大学生で、自転車はレンタサイクルだという。ここに来たのは「鬼灯の冷徹」というギャグ漫画がきっかけ。続いて1人で来た男性がいた。埼玉から来た会社員、黄泉比良坂が日本神話で重要な土地だということを知り、来てみたという。男性は備え付けの箱から便箋とペンを取り出した。小さなポストがあり、亡くなった人へ手紙を出せる。男性は2年前に亡くなった祖母へ手紙を書いた。午後3時半、赤ちゃんを連れたお母さんが訪れた。近くに住んでいるが、これまでここに来たことはなかった。今回、来てみようと思ったのは、出産がうまくいくかが危うくなった際に生死について考えたことがきっかけ。

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鬼灯の冷徹黄泉比良坂(島根)
8月27日(日)

撮影2日目。朝9時前、歩いてくる人が。近所に住んでいる84歳の女性。池の前で手をたたき、鯉を呼んでエサをあげた。毎日の日課だという。続いて栃木から来たという男性がいた。中学校の先生だという。幼い頃に亡くした曽祖父に手紙を書いた。続いて神戸から来たという男性がいた。男性は人の生き死には時の運だと考えており、ここに来ても特に思うところはないという。その後、突然大雨が降ってきた。雨上がりの夕方、脇道を駆け上がる男性がいた。男性はここを管理する地元の保存会の方で、便箋やポストのチェックをした。年間1700通の手紙が投函され、年に一度、お焚き上げされるという。夜7時前、東京から来たという家族連れに出会った。薄暗く緊張感が漂う林の中を歩いた。お子さんが古事記を読んで黄泉の国に興味を持ち、両親にお願いして来たのだという。

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黄泉比良坂(島根)
8月28日(月)

撮影3日目。朝9時過ぎ、女性2人組がやってきた。ポストに投函しようと亡くなった友人に宛てた封筒を持参していた。大きすぎて入るか心配されたが、何とか投函完了した。午後、ポストの前に女性が1人。昨年亡くなった父宛てに手紙を書いていた。女性はあした誕生日を迎える。この世に生を授けてくれた父への感謝を手紙にしたためた。午後3時過ぎ、岩の前で佇む人がいた。神話のイザナギの心情に思いを馳せていた。続いて、アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマの演奏にも携わったことがあるという、作曲も手掛けるサックス奏者の男性がいた。日本のアニメには古い神様のネタが多く、インスピレーションを得ているという。続いて、急死した母を思い毎月訪れているという女性がいた。突然のことで、いまだに心のなかで母の死を消化しきれておらず、心の整理をつけるために訪れている。

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呪術廻戦黄泉比良坂(島根)
8月29日(火)

撮影4日目。3年ほど前に亡くなった親友に手紙を出す男性がいた。

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黄泉比良坂(島根)
(エンディング)
次回予告

ドキュメント72時間の次回予告。

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