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今回の舞台は「ひとり焼き肉」。ひとりで焼き肉を食べたくなる理由に迫る。
東京・新橋にあるひとり焼肉店に密着。店内には、ひとり客専用のカウンター席が20ほど並ぶ。人間ドックで朝食を抜いてきたという男性は、牛カルビのセットを注文。「ひとりでサクッと入って、サクッと出る。このほうが落ち着く」と話す。夜勤明けに訪れた男性は、追加で焼き肉を注文。昼どきには女性の姿もあり、結婚15年のお祝い旅行で来日したという外国人夫婦は、初めての焼き肉を楽しんでいた。夜には、弁理士の資格取得を目指して勉強中の40代女性の姿も。就職氷河期を経験した世代で、「資格を持っていると大きい」と語った。
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- 新橋(東京)
密着2日目。ひとり焼肉店は朝7時に開店。夜勤明けのトラック運転手の男性は、「今日は肉を食べよう」と決めてやってきたという。働き方改革で4時間運転したら30分休憩を取らなければならず、転職する人も多い。結果的に、休みも減っているという。銀座で接客業をしている女性は、栄養バランスを意識し、ご飯は食べずに肉と野菜だけを口にしていた。沖縄から出張で来たという男性は、40代で公務員から憧れの飲食業に転身。しかしコロナ禍で店を失い、借金を抱えたという。今はサウナ事業を手掛けており、「地元の仲間たちに救われた」と語った。その後も、中国出身の女性や、4月に上京したばかりの新人コンサルタントの男性など、さまざまな客が店を訪れていた。
密着3日目。夕方、ドレスなどを扱う洋品店の社長が来店。「モノの値段が上がっているから、衣食住の中では一番最後に回ってくるので、キツい」と語った。この店に来るたび、ミャンマー出身の店員と話すのが日課だという。カラオケメーカーに勤める男性は、がんを患い、舌の半分を切除。食事の仕方が変わり、会話をしながら食べることが難しくなったため、普通の会食はしづらいという。それでも「もともと食べるのは好きだから、これからも楽しみにして生きたい」と話した。
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