- 出演者
- 小泉孝太郎
オープニング映像。
日本の職人に依頼があったのはギリシャ。直して欲しいモノは背もたれに大きな裂け目のあるイス。家具職人・南宣明が依頼に応える。市販の接着剤を使い、南がイスの背もたれを直していく様子が映された。千切りという技法でイスを直した。割れの広がりを防ぐことができる。
続いては階段を直してほしいとのこと。問題点は1段目の階段が40cm超えで小さい子どもたちには危険だという。左官職人の奥野が直す映像が流れた。階段をもう一段追加した。
- キーワード
- ギリシャ
オープニング映像。
第8弾となる今回の旅の始まりはギリシャ。キクラデス諸島の食堂にある樽テーブルを使いやすくして欲しいとのこと。家具職人の川原が修理することとなった。川原は様々な神社仏閣の修復を経験し、今では木を知り尽くした家具職人。まずはテーブルを分解した。そこからリメイクしていくという。川原が作業している様子が流れた。
樽テーブルがしっかしとした4本足になり見事生まれ変わった。
続いては役場からの依頼。入口を安全なスロープにして欲しい、室内の窓が1つしかなく換気ができないため息苦しいので修理して欲しいという。また壁の落書き被害で壁が汚れたままだという。
続いて修理して欲しいモノは伝統の白い壁を落書きに負けない壁にして欲しいという。
最初に修理するのは利用者に優しくない危険なスロープ。来たことがわかる安全なスロープにして欲しいという。直すのは宮大工の菊地。歴史的建造物の修復を手掛けてきた。凹凸がついた板を使ってスリープを作るなどした。日本の技術を使って滑りにくく安全なスロープを作った。
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- 東大寺
危険なスロープは板をハサミバチが下がり板を鳴らす仕組みとなっている。
続いて修理するのは伝統の白い壁。落書きに負けない壁にして欲しいという。左官職人・中村斗茂栄が修理する。職人歴22年でプロの承認に伝統技術を教える講師も務めている。最初に下塗り塗料・プライマーを壁に塗った。しかし日本から道具が届かないという。そこで現地の店で代用できる道具を購入した。仕上げ用の漆喰は粒子が細かいはずだが現地のものは砂などがたくさん混じっていて使い物にならないという。作業を中断しふるいを購入した。ふるいを使って荒い漆喰を仕上げ用にするという。その後塗る作業が終わった。塗りが終わってからが落書きに負けない壁にする作業が始まる。漆喰磨きを開始した。翌朝最後の仕上げを行った。
窓が1つしかない息苦しい部屋の問題に挑むのが今井。大工歴33年で様々なものを蘇らせてきた。今井はすでにドアの一部をスライド式の窓にして換気できるようにしていた。
続いてはルーマニア・マラムレシュ地方へやってきた。ルーマニアの伝統的な木造洗濯機を直してほしいという。またこの村の伝統的な名産品・カーペットなどが村人の収入源となっており最も重要な工程で洗濯機で縮ませることで美しい仕上がりになる。名産品作りに欠かせない洗濯機だが、2年前の洪水で壊れて使えなくなっている。
水路の問題点は泥や流木が水路を塞いでいる点。村人も手伝ってくれて作業をした。しかし大きな問題があり川の水位が下がっていて元の水圧が戻らないかもしれない。なんとかして水圧をパワーアップして欲しいという。その難題に挑むのは家具職人・川原。30分離れた隣村に今も稼働している洗濯機を見学しに職人たちは向かった。目をつけたのは注ぎ口でこれを全部付け替えるという。川原が作業している様子が流れた。
続いて取り掛かるのは憩いの場の復活。取り掛かるのは左官職人・中村。最初にかまどを作ることに。木などを使ってかまどを完成させたが風よけの土壁が崩壊してしまった。宮大工の菊地も課題に向き合っていた。菊地のプランは東屋を作るという。しかし整地されていない地面が課題となっている。まずは柱づくりから取り掛かった。しかし大きな問題が。柱を建てるには長さの調整をすることが不可欠だ。日本ではレーザー水平器などを使って行われる大切な作業である。
8時3分ごろ。
東屋を建てるにあたって地面がデコボコで水平が取れないことが課題となっていた。菊地は水盛り管で高さを見ることにした。その後も作業映像が流れた。
一方水路の修理は村人たちが日本の木製水路を学び作業していた。しかし水が全く流れてこないその理由は洪水の影響だった。川の流れで水がせき止められている。水路に水を流すには途方もない治水作業が必要である。