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(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅
生きものが集う砂丘の花園 鳥取市
東西16キロに続く鳥取砂丘。乾いた大地、特殊な植物や生き物だけの世界。風が作り出す美しい砂模様が命の気配を吹き消していく。砂丘の片隅に緑に覆われた福部町がある。人々は砂と格闘しながら、ある作物を栽培している。10月下旬、花の絨毯が広がる。育てているのはラッキョウ。福部町の人々はこの砂の大地を利用してラッキョウを育ててきた。ラッキョウ農家の香川佐江子さん。秋、ラッキョウに少しでも多くの栄養を与えようと香川さんは毎日、草取りに追われる。ラッキョウ畑は昆虫たちの拠り所にもなる。収穫の次期は翌年の5月。砂で育てたラッキョウは真っ白な色が特徴で小粒でシャキシャキとして歯ごたえ。ほのかな辛味と香りが広がる。8月中旬、次の年に向けて植え付けがスタートする。一番暑いこの時期に植え付けを行う。砂丘に生まれたラッキョウ畑は人々の様々な知恵がある。強い風から畑を守るために砂防林がある。秋、ラッキョウ畑には鳥たちも集まってくる。目当ては花に集まる昆虫。
里山 季節のことば
里山季節のことば。「秋の声」とは実際に聞こえる声ではなく、秋風や秋雨などから感じる侘しさを音のイメージで表現した季語。秋ならではの物思いは「秋思」という。