オープニング映像。

東京都で二番目に大きな島、八丈島には約7800人が暮らす。島では照葉樹林を代表する木の1つ、スダジイは5月から6月にかけて房のような花を咲かせる他、南国植物も繁茂する。国の天然記念物に指定されているアカコッコをはじめ、シチトウメジロなど多くの鳥たちの姿を目にすることもできる。島独自の文化として絹織物「黄八丈」があり、手織りの技が連綿と受け継がれてきた。黄、黒、茶のわずか3色の糸で多彩の色や柄を表現することができ、スダジイの樹皮から「黒」の染料、コブナグサは「黄」、タブノキの樹皮を使うと、糸を「茶色」に染めてくれる。職人の山下崇さんは島にある材料のみで糸を染めていて、株を残せば何度も利用できるなど自然と共生している。

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高知県では切り出した幹や枝をそのまま染料に浸して色付けしたアクセサリーがある。

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