- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
財務省がきょう発表した去年1年間の貿易統計によると、輸出額は107兆913億円でおととしより6.2%増加して比較可能な1979年以降過去最大となった。中国向けの半導体製造装置の輸出額が伸びたほか、外国為替市場で円安傾向だったことから米国向けの自動車の輸出額が伸びたことなどが主な要因。一方、輸入額は112兆4238億円とおととしより1.8%増加した。米国からのパソコンなどの電算機類の輸入額は増えたが、エネルギー価格が下落したことで原油や石炭などの輸入額は減少している。この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5兆3326億円の赤字となり、赤字額はおととしの9兆円余りから44%縮小した。またあわせて発表された先月の貿易収支は1309億円の黒字だった。台湾やシンガポール向けの半導体の製造装置や電子部品などの輸出額が伸びたことが主な要因で、6か月ぶりの貿易黒字となった。
日銀はきょうから金融政策決定会合を開く。追加の利上げに向けて日銀は米国のトランプ大統領が就任直後に打ち出す政策や金融市場の動きを注視していたが、今の経済物価の見通しに大きな影響はないという見方が多く、利上げの環境は整ったとして政策金利を0.5%程度に引き上げる方向で検討が行われる見通し。
天皇皇后両陛下が戦後80年にあたって戦没者を慰霊するため4月に太平洋戦争末期の激戦地である小笠原諸島の硫黄島を訪問される方向で検討が進められていることが分かった。ことしは戦没者の慰霊などのため広島、長崎、沖縄への訪問も調整されている。
東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出を巡って中国共産党系のメディア「環球時報」は22日、政府機関からの情報だとして「中国の専門家が去年10月に原発周辺で採取した海水のサンプルからは放射性物質の濃度に異常はみられなかった」と伝えた。日本政府は処理水の海洋放出を受けて中国が停止した日本産水産物の輸入について早期の再開を求めていて、中国側の対応が進むかどうか注目される。
気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。