- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
アメリカのトランプ大統領はラスベガスで演説し、WHOからの脱退を表明したことについて、拠出金額が中国の水準まで減れば再検討する余地があるとの考えを示した。演説ではWHOからの脱退を表明したことについて「米国は中国より人口が少ないのにWHOへの拠出金が中国より多い」と指摘。「拠出金額が中国の水準まで引き下げられれば脱退を再検討する余地がある」との考えを示した。また産油国、サウジアラビアに米国への投資の拡大を要請するという考えも明らかにした。サウジアラビアを巡っては、23日に「原油価格の引き下げを要請するつもりだ」とも発言していた。こうした中、米国連邦議会下院のジョンソン議長は25日、トランプ大統領に対して「3月4日に施政方針を示す演説を行うことを要請した」と発表し政策転換を次々と打ち出す大統領の動向に関心が集まっている。
きょう付けの北朝鮮の労働新聞は、水中から地上攻撃が可能な戦略巡航ミサイルの発射実験を、昨日ミサイル総局が行ったと伝えた。実験には金正恩総書記が立ち会い、ミサイルは2時間余りにわたって楕円や8の字形の軌道で1500kmを飛行し、目標に命中したとしている。金総書記は「戦争抑止手段は徹底的に完備されている」と強調したとのこと。北朝鮮がアメリカ・トランプ政権の発足後にミサイルの発射実験を発表したのは初めてで、今年で最後の年となる国防5か年計画に沿って兵器開発を着々と進める姿勢を示している。また、北朝鮮外務省の対外報道室長が談話を発表し、米韓両軍が今月行った共同訓練などを非難したうえで、アメリカが北朝鮮を脅かすかぎり徹頭徹尾、超強硬に対応すべきだと主張した。
76年前の今日、火災で壁画などが焼損し「文化財防火デー」を定めるきっかけになった奈良県の法隆寺で防火訓練が行われた。今日は寺や消防の関係者など約100人が参加し、初めに焼損した壁画が保管されている収蔵庫の前で法要が営まれ、参加者が防火への誓いを新たにした。そして地元の消防団員らが収蔵庫の屋根に取り付けられた消火装置を作動させ、正常に水が出るかなどを確認したほか。消防車4台で境内の池から水をくみ上げて一斉に放水し、いざというときの対応を確認していた。
全国の気象情報を伝えた。