アメリカのトランプ大統領はラスベガスで演説し、WHOからの脱退を表明したことについて、拠出金額が中国の水準まで減れば再検討する余地があるとの考えを示した。演説ではWHOからの脱退を表明したことについて「米国は中国より人口が少ないのにWHOへの拠出金が中国より多い」と指摘。「拠出金額が中国の水準まで引き下げられれば脱退を再検討する余地がある」との考えを示した。また産油国、サウジアラビアに米国への投資の拡大を要請するという考えも明らかにした。サウジアラビアを巡っては、23日に「原油価格の引き下げを要請するつもりだ」とも発言していた。こうした中、米国連邦議会下院のジョンソン議長は25日、トランプ大統領に対して「3月4日に施政方針を示す演説を行うことを要請した」と発表し政策転換を次々と打ち出す大統領の動向に関心が集まっている。