- 出演者
- 今井翔馬
オープニング映像。
アメリカ・ホワイトハウスのレビット報道官はアメリカの輸出品に高い関税をかけている国の1つとして日本を挙げ批判した。記者会見でカナダから輸入される鉄鋼製品とアルミニウムへの関税について説明したレビット報道官。各国がどれくらい関税を課しているのか分かる便利なチャートだとしてEU(ヨーロッパ連合)やインドとならび、日本が牛肉、乳製品、コメに課している関税が例として示された紙を取り出した上で「日本はコメに関税を700%かけている。トランプ大統領は相互主義を信じている。彼が最終的に求めているのは公正でバランスのとれた貿易慣行だ」と述べた。日本はアメリカからコメを輸入する際、一定量については政府が関税をかけずに義務的に輸入する枠を設け、この枠外で輸入する場合は1キロ当たり341円の関税をかけている。日本は2001年から行われた貿易自由化交渉の際、当時のコメの価格に基づいて農林水産省が換算してコメの関税率を778%としていたことがある。
人員削減などの手法が強引すぎるとして市民による抗議活動に直面しているアメリカのEV(電気自動車)メーカー「テスラ」・イーロンマスクCEOは“今後2年以内にアメリカでのテスラの生産台数を2倍に増やす”と発言した。ホワイトハウスの前に並べられたテスラの車両。そこで記者団の質問に応じたトランプ大統領は“最高の製品だ、私も買う。彼は偉大な愛国者で、テスラで素晴らしい仕事をしている”と発言。これに続いてマスク氏は“大統領と政権の素晴らしい政策の成果としてアメリカへの信頼の証として、テスラは今後2年以内にアメリカでの生産台数を倍増させる予定”と述べた。こうした振る舞いについてアメリカのNBCニュースは“現職の大統領などが消費者向けの製品をこれほど明確に推奨するのは極めてまれ”と報じていて、マスク氏の企業を優遇するような姿勢を疑問視する声も上がっている。マスク氏を巡ってはDOGE(政府効率化省)で推し進める人員削減などの手法が強引すぎるとして抗議活動が広がり、テスラの販売店や充電ステーションが破壊される事件が相次いでいるほか、テスラの株価も大幅に値下がりしている。
気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。