- 出演者
- 勝呂恭佑
オープニング映像。
米国政府は、情報機関を統括するギャバード国家情報長官が日本など4か国を訪問したと発表した。2期目のトランプ政権が発足してから米国の閣僚級の要人の日本訪問は初めてと見られる。米国の国家情報長官室は、22日までにギャバード長官が日本、タイ、インド、それにフランスを訪問したことを明らかにした。このうち日本では、既存のパートナーシップと情報面での協力を強化するため、情報当局の幹部や外交関係者と会談したとしている。また、今回は広島や長崎を訪れる機会はなかったものの、「次回は訪れて原爆で命を落とした人々を追悼するとともに、核拡散防止と核戦争の回避に対するトランプ大統領の決意を示したい」としている。ギャバード長官は、去年の大統領選挙ではトランプ氏の選挙集会で演説したり、大統領候補者のテレビ討論会を前にトランプ氏にアドバイスをしたりして、支援していたことで知られている。2期目のトランプ政権が発足してから、米国の閣僚級の要人が日本を訪問したのは初めてと見られる。米国政府はヘグセス国防長官も週明け以降、ハワイやフィリピン、日本などへの訪問を始めると発表していて、日米間の要人の行き来が本格化している。
米国・トランプ政権のウィトコフ特使は、元FOXニュースのキャスターとのインタビューに応じ、21日、公開された。この中でウィトコフ特使は、ロシアが事実上支配している地域について、「圧倒的多数の人々がロシアの統治下に入りたいと意思表示した」と主張したうえで、「今後の焦点は世界がこれらの地域をロシアの領土として認めるかどうかだ」と述べた。ウクライナの東部と南部の4州ではプーチン政権が3年前、「住民投票」だとする活動を強行し一方的な併合を宣言していて、今回の発言はロシア寄りの見解を示した形。ウクライナの領土を巡っては、トランプ大統領も21日、完全な停戦の実現後に領土の一部割譲を含む協定が結ばれる可能性を示唆している。またウィトコフ特使は、「ウクライナは和平合意が実現すればNATO(北大西洋条約機構)のメンバーにはなれないことをほぼ受け入れていると思う」との見方を示した。24日には、サウジアラビアで米国の代表団がウクライナ、ロシア、それぞれの代表団と停戦に向けた協議を行う予定だが、ウクライナの領土の一体性や安全の保証といった根本的な課題がどのように扱われるのか注目される。
全国の気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。