米国政府は、情報機関を統括するギャバード国家情報長官が日本など4か国を訪問したと発表した。2期目のトランプ政権が発足してから米国の閣僚級の要人の日本訪問は初めてと見られる。米国の国家情報長官室は、22日までにギャバード長官が日本、タイ、インド、それにフランスを訪問したことを明らかにした。このうち日本では、既存のパートナーシップと情報面での協力を強化するため、情報当局の幹部や外交関係者と会談したとしている。また、今回は広島や長崎を訪れる機会はなかったものの、「次回は訪れて原爆で命を落とした人々を追悼するとともに、核拡散防止と核戦争の回避に対するトランプ大統領の決意を示したい」としている。ギャバード長官は、去年の大統領選挙ではトランプ氏の選挙集会で演説したり、大統領候補者のテレビ討論会を前にトランプ氏にアドバイスをしたりして、支援していたことで知られている。2期目のトランプ政権が発足してから、米国の閣僚級の要人が日本を訪問したのは初めてと見られる。米国政府はヘグセス国防長官も週明け以降、ハワイやフィリピン、日本などへの訪問を始めると発表していて、日米間の要人の行き来が本格化している。