2025年3月31日放送 15:07 - 15:10 NHK総合

ニュース(関東甲信越)

出演者
宮崎あずさ 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
首都圏 最悪の場合 津波で6,000人以上死亡

南海トラフで起きる巨大地震について、国は最悪の場合、首都圏では津波で6000人以上が死亡し、激しい揺れや液状化などで多くの建物が倒壊するおそれがあるとする新たな被害想定を公表した。きょう公表された新たな想定によると最悪の場合、伊豆諸島と小笠原諸島の3つの島では高さ20メートル以上の巨大な津波が押し寄せるほか伊豆諸島や千葉県、それに神奈川県の7つの市町村で10メートル以上の大津波が想定されている。また最大で山梨県と長野県で震度6強、神奈川県で震度6弱、そのほかの関東の広域で震度5強や5弱の強い揺れが襲うと想定された。津波や揺れによる倒壊、液状化、火災などにより想定される死者は最悪の場合、神奈川県でおよそ3100人、千葉県でおよそ1800人、東京都でおよそ1400人、山梨県でおよそ300人、長野県でおよそ80人、茨城県でおよそ10人などとなっている。このほか避難者は最悪の場合、地震発生の翌日には1都7県でおよそ23万人、1週間後には首都圏で27万9700人余りに達すると想定されている。さらにインフラにも大きな影響が想定されていて、関東南部と甲信を中心に鉄道や道路の被害が相次ぐほか、水道の断水による影響は地震発生翌日で167万人余りに上るとしている。国は南海トラフ巨大地震が発生すれば広域に甚大な被害が及ぶとする一方、津波からの速やかな避難や建物の耐震化などの防災対策を進めた場合には犠牲者を大幅に減らすことができるとも試算している。

キーワード
内閣府南海トラフ巨大地震
東京 墨田区の社会福祉法人 “赤ちゃんポスト”運用開始

東京墨田区の社会福祉法人「賛育会」はいわゆる“赤ちゃんポスト”を区内にある賛育会病院に年度内に設置する方針を明らかにしていたが、きょう都内で会見を開き、午後1時から運用を始めると発表した。賛育会によると、赤ちゃんを預ける場所として病棟の1階に専用の部屋が設けられ“ベビーバスケット”という名前で運用する。生後4週間以内の新生児が対象で、病院は赤ちゃんを保護したあと一定期間預かり、その後は児童相談所が中心となって乳児院や里親につなぐという。こうした取り組みは、医療機関としては2007年に開始した熊本市の慈恵病院に続いて全国で2例目。また賛育会は、妊婦が医療機関以外に身元を明かさずに出産する「内密出産」の事業も同時に開始するとしていて、これも慈恵病院に続いて全国で2例目となる。賛育会病院は、産科、小児科などがあり、東京都地域周産期母子医療センターにも指定されている。

キーワード
内密出産墨田区(東京)慈恵病院熊本市(熊本)賀藤均賛育会賛育会病院
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