- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
台風の影響で運転の見合わせなどが続いていた東海道新幹線は、始発から通常どおり運転している。熱海市では、昨日かき入れ時となる夏休み最後の週末にも関わらず、人通りがまばらとなるなど、観光業に影響が出た。線路に土砂が流れ込んだ北海道のJR石勝線では、今日も札幌と帯広や釧路を結ぶ特急列車が終日運休している。JR北海道では、明後日夕方からの運転再開を目指すとしている。この影響で今日の高速バスは、札幌と帯広を往復する合わせて32便のほとんどが満席となっている。
気象庁によると、北日本から西日本にかけて大気の状態が非常に不安定になり、東北に発達した雨雲がかかっている。午前10時40分までの1時間には、国土交通省が秋田・鹿角市に設置した雨量計で、50ミリの非常に激しい雨を観測した。前線は、この後、本州付近を南下するため、北日本と東日本では明日にかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがある。明日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東北で120ミリ、北海道と関東甲信、北陸、東海で80ミリ、その後明後日の朝までの24時間には関東甲信と東海で120ミリと予想されている。気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水・川の増水・氾濫に警戒するよう呼びかけている。これまでの台風の影響で東、日本や西日本を中心に記録的な大雨となり、地盤が緩んでいるところがある。今後少しの雨でも災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、引き続き雨の降り方に注意。
国の型式指定の申請に伴う認証試験で、トヨタ自動車は不正を行っていたことが発覚し、国土交通省からの出荷停止の指示を受けて、今年6月から子会社のトヨタ自動車東日本の「宮城大衡工場」と「岩手工場」で製造する3つの車種の生産を停止していた。その後、国の安全基準などに適合していることが確認され、7月末付けで出荷停止の指示が解除されたことから、対象のカローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロスの生産を今夜から再開する。この問題を巡って、トヨタでは新たな不正が7月に発覚し、会社側は認証業務に対する内部監査の充実や法令順守の徹底などの再発防止策を取りまとめて、国土交通省に提出した。一方、トヨタは台風10号の影響で宮城県と岩手県の工場を含めた国内13工場の稼働を停止していたが、きょう夕方以降、再開することを決めた。
旧東ドイツのチューリンゲン州とザクセン州で1日、行われた州議会選挙。暫定の開票結果によると移民や難民に対して排他的な主張を掲げる右派「ドイツのための選択肢」がチューリンゲン州で得票率32.8%と初めて第1党になった。ナチスへの反省から極右勢力に警戒感が強いドイツで、極右とされる政党が主要な選挙で第1党になるのは初めて。また、ザクセン州でも得票率30.6%と最大野党で中道右派の「キリスト教民主同盟」に次いで僅かな差で2位となった。「ドイツのための選択肢」は、一部の政治家からナチスを肯定するような発言やイスラム教徒への差別的な発言などから極右と批判されてきたが、移民や難民の増加やショルツ政権への不満を背景に、票を伸ばしたとみられる。公共放送ZDFは“政治的な事件で将来世代への警告だ。有権者は極右への投票を気にしなかった”と指摘し、今後、ショルツ政権の成果が厳しく問われるとしている。
石川・輪島市では、能登半島地震で被害を受けた6つの小学校が、中学校の校舎を借りて授業を行っていたが、今日から仮設の校舎に移り2学期をスタートさせた。輪島市内にある9つの小学校のうち6校は、校舎が被害を受けたことなどから高校や中学校を間借りして授業を行っていたが、2学期からは市中心部にある河井小学校の校庭に建設された2階建ての仮設の校舎で授業を行うことになった。被災した校舎は、今後解体が決まっているところもあり、6つの小学校は当面この仮設校舎で授業を続けるという。
エンディング。