気象庁によると、北日本から西日本にかけて大気の状態が非常に不安定になり、東北に発達した雨雲がかかっている。午前10時40分までの1時間には、国土交通省が秋田・鹿角市に設置した雨量計で、50ミリの非常に激しい雨を観測した。前線は、この後、本州付近を南下するため、北日本と東日本では明日にかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがある。明日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東北で120ミリ、北海道と関東甲信、北陸、東海で80ミリ、その後明後日の朝までの24時間には関東甲信と東海で120ミリと予想されている。気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水・川の増水・氾濫に警戒するよう呼びかけている。これまでの台風の影響で東、日本や西日本を中心に記録的な大雨となり、地盤が緩んでいるところがある。今後少しの雨でも災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、引き続き雨の降り方に注意。