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- 中山果奈
オープニング映像。
きょうの東京株式市場は取り引き開始直後から買い注文が広がり、日経平均株価は一時、600円以上値上がりして4万円台を回復した。取り引き時間中の4万円台は、ことし7月19日以来、およそ3か月ぶり。米国では大手半導体メーカーのエヌビディアなど、主要企業の決算発表が本格化するのを前に、投資家の間で好調な業績への期待感が高まっていて、東京市場でも米国の経済は底堅く日本企業の業績も上向くといった見方が広がって、半導体関連の銘柄などに多くの買い注文が入った。ただ、午後に入ってからはいったん利益を確保しようという売り注文も出て、結局、日経平均株価のきょうの終値は、先週末と比べて304円75銭高い3万9910円55銭だった。市場関係者は“外国為替市場では円安ドル高が進んでいたが、午後に入ってこの動きが落ち着くと自動車などの輸出関連の銘柄では利益を確定させようという売り注文が目立った”と話している。
中国電力は2012年以降停止している松江市にある島根原発2号機について、ことし12月の再稼働を計画していて準備を本格化させている。そして、一連の安全対策工事が予定どおり進んだとして、原子炉に核燃料を入れる作業を今月28日から行いたいとする申請書をきょう、原子力規制委員会に提出した。作業は1週間程度を見込んでいるということで、その後の安全確認などが順調に進めば12月上旬にも原子炉を起動する方向で調整を進めている。島根原発2号機は事故を起こした東京電力の福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプで、このタイプで再稼働するのは今月29日にも原子炉を起動する工程を示している東北電力の女川原発2号機に続き2基目になる見通し。
岐阜県を訪問している天皇皇后両陛下はきょう、県内各地で国民文化祭と全国障害者芸術文化祭のプログラムをご覧になった。そして両陛下は脳性まひの障害があり、手より動かしやすい足に筆を巻きつけて絵を描いている山田真己さんに「出来上がりが楽しみですね」などとことばをかけられた。このあと両陛下は隣の各務原市にある航空宇宙博物館を訪ね、国民文化祭の一環として行われている特別企画展に参加している小型の人工衛星をつくるプロジェクトについて説明を受けられた。この取り組みは地元の4つの工業高校が進めていて、天皇陛下は参加している高校生に、「苦労されたのはどういうところ」などと尋ねられていた。
ことしのノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことについて、米国のオバマ元大統領は14日、SNSに「被団協の取り組みは、核兵器が恐ろしい人的被害をもたらし、核兵器のない世界を追求することが不可欠であることを気付かせてくれる」と投稿し、祝意を示した。オバマ元大統領は在任中、核兵器のない世界を掲げてノーベル平和賞を受賞し、2016年には米国の現職大統領として初めて被爆地・広島を訪れている。
中東情勢が一段と緊迫化する中、投資家の間では安全な資産とみられている金を買う動きが強まっている。大阪取引所の金の先物市場では14日、1グラム当たり1万2841円まで上昇して、最高値を更新した。また大手貴金属会社・田中貴金属工業が15日に発表した「金」の店頭小売価格も最高値を更新し、先週末を170円上回って1グラムあたり1万4069円となった。
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