- 出演者
- 佐藤公俊 利根川真也
オープニング。
東京・八丈島の現在の様子を中継映像で伝えた。非常に強い台風22号は午前11時には八丈島の東の海上を1時間に30kmの速さで東北東へ進んでいるとみられる。伊豆諸島南部では今朝から猛烈な雨が降り、気象庁は午前6時20分に八丈町に大雨特別警報を発表。伊豆諸島南部では線状降水帯が発生したとして、午前8時半すぎに顕著な大雨に関する情報が発表された。八丈町付近では午前5時半までの1時間に120ミリ以上、午前7時までの1時間に100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。八丈島では午前7時20分までの6時間雨量が284.5ミリと統計開始後最多となっている。気象庁は暴風・波浪特別警報を八丈町、青ヶ島村、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村に発表。午前10時までの3時間の最大瞬間風速は八丈島空港で53.5m、八丈島で45.4m、三宅島で34.2m。台風は今後も非常に強い勢力を維持したまま伊豆諸島付近を東寄りに進む予想。伊豆諸島ではこのあと数時間は一部の建物が倒壊するような猛烈な風が吹くおそれがある。きょうの最大風速は50m、最大瞬間風速は70mと予想されている。関東でも海上を中心に非常に強い風が吹くおそれがあり、最大風速は25m、最大瞬間風速は35mと予想され、千葉県南部に暴風警報が発表されている。波の高さは伊豆諸島で12mの猛烈なしけとなるなどと予想されている。伊豆諸島はこのあと数時間は非常に激しい雨が降る見込み。暴風や高波、土砂災害に最大級に警戒するとともに、浸水や川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要。気象庁は災害が起きないと考えられている場所でも最大級の警戒をするよう呼びかけている。
静岡大学・牛山素行教授は八丈町では土砂災害などの危険度が高い状態が続いているとして、「大雨に伴う洪水土砂災害、風も含めて風水害で亡くなられたり、行方不明になった方のほぼ半数が家の外で被災している。特に雨風が激しいときは外で行動するのは非常に危険性が高い」と呼びかけている。そのうえで今後、警報・注意報に切り替えられたり天候が回復した場合でも崖や渓流などには近づかず、慎重な行動を心掛けてほしいと指摘している。
台風情報を伝えた。
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