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今回は平等院鳳凰堂を深く掘り下げる。10円玉のデザインに選ばれたのは1951年。平安時代の建物が現存し今も建っている。左右対称という建築的な構造が鳳凰堂を荘厳で美しく見せている。
オープニング映像。
平等院鳳凰堂は建物の機能よりも見た目の美しさを優先した。藤原道長の息子、藤原頼通が建てた。平安時代の藤原氏は栄華を極め、鳳凰堂は極楽浄土の世界を具現化した。経典には極楽には美しい池や美しい建物があり、極楽の風景をイメージした。末法思想は釈迦が亡くなり、二千年たつと仏の教えが伝わらなくなり世の中が乱れるという考えで、平安貴族の間で信じられていた思想という。末法初年に平等院は創建された。
鳳凰堂の中で美しさの秘密を探る。天蓋は仏様の上にかかっている傘。透かし彫りの金箔で表現された極楽浄土の花。螺鈿は貝を使った装飾技法。また、半数以上の菩薩が楽器を持って音楽を奏でている。たくさんの仏像は極楽浄土へ導く様子を表現している。
創建当時の壁扉画を再現した場所へ向かった。壁扉画を紹介。九品往生は生前の行いによって往生のしかたが9つのランクに分けられているという考え。必ずよい往生を遂げるため、仏様をたくさん描かせた。兼家、道長はともに62歳で亡くなっている。外観だけでなく内部も美しい鳳凰堂、美しさはひとりの人間の死への不安から生まれた。
宇治川の鵜飼は鵜で鮎などをとる伝統漁法。平安時代、藤原頼通も見物したと伝わる。鵜飼いの観覧船で宇治川へ。川霧は特有の自然現象という。宇治ならではの川霧を取り入れ極楽浄土の世界を幻想的に表現した頼通。自然現象を利用し平等院鳳凰堂の美しさを引き立てた。頼通は83歳まで生きた。
宇治上神社を訪れた。頼通は62歳で鳳凰堂を建立し、数年後対岸に神社を建てた。宇治の自然や地形を使いダイナミックに極楽浄土を表現。平等院鳳凰堂は頼通の思いによって生まれ、千年の時を超え人々を魅了し続けている。
エンディング映像。
次回予告が流れた。
