東京・台東区を流れる神田川。黒い魚の影が次々と川を泳いでいく。東京湾の魚類に詳しい工藤孝浩さんによると、「間違いなくクロダイ」という。きょう、クロダイの群れを確認したのは神田川にかかる柳橋の近く。川沿いで60年以上店を営む柳ばし小松屋・秋元治店主も驚きを隠せない。専門家によると、クロダイ自体はもともと東京湾の周辺に生息しているという。さらに異変は隅田川でも。クロダイを狙う釣り人の姿。東京都によると、周りに迷惑をかけなければ釣ること自体に問題はないという。本来海にいるクロダイがなぜ東京の川に集まっているのか。工藤さんによると、理由は2つ。1つ目は、東京湾の環境変化。気候の温暖化で水温が上昇し、黒潮大蛇行で塩分も上昇。クロダイのエサが激減したという。そのためエサを求めて川へ。2つ目の理由は、クロダイの強さ。工藤さんは味について「化学物質などちゃんと調べる必要があると思う」などと説明した。
