2026年3月28日放送 10:30 - 11:00 テレビ東京

ブレイクスルー

出演者
相場英雄 
(オープニング)
趣旨説明

放送3年前に突入するブレイクスルー。1年目にMCをつとめたのは真山仁。そして去年4月にMCに就任したのは相場英雄。ベストセラー作家が現場を取材し癌根治を目指す飲み薬や歯生え薬などを紹介してきた。また次世代モーターや宙に浮く超軽量素材など世界を変える新素材にも注目してきた。今回は進化する開拓者の今に迫る。

キーワード
テレビ東京ネクストコアテクノロジーズ佐々木明子医学研究所北野病院東京大学 大学院相場英雄真山仁酒井崇匡金清裕和高橋克
オープニング

オープニング映像。

(ブレイクスルー)
ニッポンの“成長戦略”に挑む

番組ではNTTグループが開発する“光半導体”など、最先端の技術を取材してきた。基盤に人工ダイヤを使った極限状態でも稼働する「ダイヤモンド半導体」の実用化に挑む、大熊ダイヤモンドデバイス・星川尚久CEO。ダイヤモンド半導体は500℃の熱や強い放射線にも耐えられるため、原発廃炉作業の現場や次世代通信の基地局、宇宙開発の現場などでの活用が期待されている。放送から8カ月、開発は大きく動き始めていた。半導体の基板となる人工ダイヤモンドは12mmサイスまで製造できるようになり、実用化へ大きく前進した。6月には初めてとなる製造工場が完成予定で、2年以内の量産化を目指している。年内には数十億円規模の資金調達を計画していて、新たな半導体で産業革命を起こそうとしている。

キーワード
NTTグループ大熊ダイヤモンドデバイス

量子技術で注目したのは、日本から世界を変える「光量子コンピューター」。スーパーコンピューターの演算速度を遥かに凌ぐ量子コンピューターは、医療・金融・物流・AIなどあらゆる分野で革命を起こすと言われているが、装置の冷却に膨大な電力が必要となる。一方の光量子コンピューターは常温でも稼働し熱も発しないため、省エネも実現する。開発するオプトQCの高瀬寛CEOは、「今のコンピューターには無駄や効率が良くない部分がたくさん残っている。そういうものを全部解決に向かわせるのが、新しい情報処理システム、光量子コンピューター」などと語った。放送から1年、いよいよ世界初となる商用機の完成が迫っていた。放送後に政府から70億円の支援を受け開発を加速させ、商用機は今月中に完成し夏にも運用を開始する。

キーワード
OptQC

「リニア式ロボット倉庫」の技術で物流業界の深刻な人手不足に挑んでいるのが、キューバス・大久保勝広社長。床に電気を流して磁力を発生させ台車を動かすシステムで、独自開発のAIで全ての荷物を解析し効率よく運ぶ「最適解」を導き出す。今年2月に行われた国交省が主導する「自動物流道路」の実証実験で、約660kgの荷物を約10kmで走らせることに成功した。2030年代半ばには、東京~大阪間の高速道路を時速50kmで無人で走らせるように開発を急いでいる。実現すればドライバー1万7000人分の作業と、輸送コストを98%削減できるという。

キーワード
キューバス国土交通省

老朽化する道路の亀裂や穴を発見し道路の破損をAI点検する技術を開発するのが、アーバンエックステクノロジーズの前田紘弥代表。点検作業で必要なのはスマートフォンだけで、撮影しながら車を走らせ道路の損傷を次々に発見していく。放送から1年8カ月、前田の会社はある変貌を遂げていた。2025年7月に地図情報大手のゼンリンに株式の8割を売却し、大企業の傘下に入ったことで開発がさらに加速した。さらに道路だけでなく、各地で事故が起きている下水道の老朽化問題にも挑もうとしていた。

キーワード
アーバンエックステクノロジーズゼンリン

次世代の巨大電力として、日本から実用化を目指す核融合発電。世界の主流は「トカマク式」だが、「ヘリカル式」で実用化に挑むのがヘリカルフュージョンの後藤拓也副CTO。プルトニウムやウランを核分裂させる原子力発電とは違い、核融合は海水などに含まれる重水素などの原子を1億℃のプラズマ状態にして、融合させる際に膨大なエネルギーを生み出す。2025年9月、世界で初めて大型装置で通電試験に成功。プラズマを螺旋状に包み込む超電導コイルは、長さ55mmまで進化した。さらに金属を流し続けて核融合に耐える独自の特殊な壁の試作品も完成し、最終実証プラントの建設も始まり来年のテスト開始を目指している。後藤は「日本独自の力でエネルギーを賄えれば、大きく世界も変わる」などとコメントした。

キーワード
ヘリカルフュージョン
配信情報

「ブレイクスルー」はTVerで配信。

キーワード
TVer
ニッポンの“成長戦略”に挑む

マグマの力で巨大な電力を生み出す「超臨界地熱発電」に挑むのが、産業技術総合研究所再生可能エネルギー研究センターの浅沼宏副研究センター長。超臨界地熱発電は地下5000mのマグマ付近にある500℃の超臨界水を掘り、その蒸気の力で24時間365日原発に匹敵する巨大電力を生み出すというもの。2025年に政府がGI基金を創設し、超臨界地熱の開発を支援することになった。6月にも企業などの参加者を募り、2030年頃の発電実証を目指す国家プロジェクトが始動する。しかし長年地熱研究を続けてきた浅沼は、あと1年で定年を迎える。浅沼は「足がかりになるところを示して、次の世代に道を譲りたい」などと語った。

キーワード
産業技術総合研究所
配信情報

「ブレイクスルー」はテレ東BIZ、UーNEXTで配信。

キーワード
U-NEXTテレ東BIZ

© 2009-2026 WireAction, Inc. All Rights Reserved.