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オープニング映像。「子連れ狼」が歌舞伎座で50年ぶりに公演。激動の4カ月間に密着。
「子連れ狼」公演までの激動の4ヶ月に密着。本番4ヶ月前、2月7日歌舞伎座。この日は元々絵本だった内容を歌舞伎として舞台化した「あらしのよるに」の初日公演。この時、「子連れ狼」実現の構想は始まっていた。「子連れ狼」は1973年から放送された時代劇ドラマ。主演は中村獅童の叔父・萬屋錦之介。舞台化は中村獅童の長年の夢だった。大五郎役の大役には次男の夏幹が選ばれた。中村獅童は小川家全員でと話した。小川家は三代目中村時蔵から続く系譜で、現在の年長者・五代目中村歌六は重要無形文化財保持者「人間国宝」に認定された。最年少は5歳の夏幹、歌舞伎界で最も多い俳優を有する名門一家。6月公演は小川家にとって特別なもの。萬屋公演に尽力していた中村獅童の祖母・小川ひなが亡くなってから萬屋興行はなくなっていたが、一昨年に小川家が集まり公演を行った。今度の6月が復活第2回目となる。小川家総勢17人で部隊に臨む。
本番40日前、次男・夏幹と共に大坂松竹座へ。4月は大坂松竹座での公演のため、1カ月大坂に滞在。舞台をこなしながらも6月の公演に向け着々と歩みを進める。出番のわずかな合間に衣装打ち合わせ。今回は獅童が主演・演出を担当。歌舞伎座での舞台演出は初の試み。叔父・萬屋錦之介が演じた「子連れ狼」の世界観に近づけるため、旧知の映画監督を起用。音楽も衣装も当時の「子連れ狼」を再現。そして大五郎役には次男・夏幹を起用。演じ方にも獅童ならではのこだわりが。段取りで頭がいっぱいになって気持ちが置いてけぼりになるから思うがままに心でやりなさいと。出演シーンは今までで一番長いとのこと。そんな大役を得た夏幹に試練が。
大五郎役の夏幹に試練が。この2カ月前に足を骨折。完治はしているもののまだ万全ではなく、そのため4月の公演も前半は兄・陽喜が代役として舞台に。弟の夏幹に対して陽喜は、4月くらいに治るでしょと思ってたら治らず、俺しかいないかなと思ってたら、お父さんから「お前やってくれる?」と言ってくれたという。弟のピンチのときに兄として当然のことをやったという。夏幹の見舞いにやってきた中村隼人。中村獅童とは間柄的にはおじさんだが、自分の中では兄貴分だという。本番27日前の5月7日、子連れ狼のポスター撮りをするという。
中村獅童さんが拝一刀の姿になる。叔父・萬屋錦之助も演じた。比べてみると瓜二つ。ポスター撮影があった。夏幹の兄陽喜も出演する演目の稽古。小川家勢揃いの舞踊。6人の子どもが女方に挑戦。宗家藤間流の八世 藤間勘十郎が指導する。自宅でも猛練習。東京駅。本番18日前。アンバサダーをしている江戸祭りのファンミーティングのようなイベントだ。ひとりひとりにサービスする2人。本番2週間前、銀座。獅童さんと夏幹さんで子連れ狼の記者発表がある。記者発表がはじまった。
中村獅童について芸能界の面々からは「暴れん坊な表現が感じられ、それがいろいろな役を演じて切り開いて行くことにつながっていると思う」、「座長であり企画者でありプロデューサーで、夢物語を現実にする男だと思う」、「生まれながらにして魅せるために生まれてきた人」などの感想が出た。本番4日前には出演者全員が揃って細かい流れを確認する稽古を行い、大五郎役の夏幹には中村七之助演じる女性と2人きりで遊ぶシーンでセリフと鞠投げを同時に行う難しい演技に挑戦する。また捕らえられている父一刀を助けるために本気で泣いているように見せるシーンでは
本番2日前、初めての舞台稽古。セットはもちろん、衣装・音楽・照明など本番同様の環境で稽古に臨む。獅童が舞台上で一番こだわったのが照明。TV版「子連れ狼」に近づけるため、時代劇ドラマの照明チームを京都から招集。歌舞伎の舞台照明は色がないものを使用することが多いが、今回は登場人物の心情を鮮やかな色で表現。更にあえて月の光だけにして緊張感の場面を作るなど歌舞伎の舞台にはない新しい照明スタイル。そんな舞台稽古で夏幹に新たな課題が。スムーズに草履を履けない。そして獅童の課題は4分間の大立廻り。立廻りの稽古が終わったのは夜11時。5歳児の夏幹は既に帰宅。出番の半分以上を稽古できないまま本番前日。この日は1時間15分の上映時間に合わせて全てを本番同様に行う最初で最後の通し稽古。終了後も入念な打ち合わせをギリギリまで重ねた。稽古終了後、家族揃って夕食。いよいよ初日の公演へ。本番前の子ども達にインタビュー。
6月3日、歌舞伎座で「六月大歌舞伎」が開幕した。夏幹くんは稽古で課題だったシーンを見事成功させた。その様子を見ていた陽喜くんは一安心の様子だった。獅童さんは「周りのことに力を注ぐことが自分のこれからやっていくべきこと」などと話した。
