2023年11月26日放送 0:35 - 1:20 NHK総合

プロジェクトエイリアン
PA005 偏見とどう向き合う?

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(プロジェクトエイリアン)
”ワケあり”男女が出会う

VR空間で男女4人が出会った。お互いのことを知らないが通じ合うのは偏見の目で見られる気持ち。

”偏見”と向き合う男女がVRで交流

ミッション「みんなでキノコ狩り」。協力プレーで初対面の緊張をほぐしてもらう。

トークテーマは「来世は何になりたい?」。共通の話題でお互いを知る第一歩にしてもらう。ウテリーはジャンヌ・ダルクになりたいと答えた。カモミールはマザーテレサを目標に私の人生をやり直したいと答えた。ドーアツは来世はないと考えているが、あると仮定して人間以外の生き物になりたいと答えた。ルーは人間以外で草木になりたいと答え、人間は金輪際いいと話した。

月旅行に出発!待ち受けているのは…

ミッションクリア。宇宙船に乗り込み月を目指す。

”大切なモノ”で人生に触れる

燃料不足になった宇宙船を再起動するミッション「誰か1人の”大切なモノ”を燃料にせよ!」。4人が地球で大切にしているものが現れた。ルーの大切にしているモノは「ヘヴィメタルのTシャツ」で今は主張する必要がなく、とがっていた若い自分を思い出すと語る。カモミールの大切にしているモノは「ネイル」で爪にコンプレックスで指先を見て心を落ち着かせるものでごはんより大切なものだという。ウテリーの大切にしているモノは「足跡フォルダ」で大切な言葉を保存していて差別や偏見にさらされて生きてきて傷つきやすいと語る。毎朝、読み返して出勤しているという。ドーアツが一旦、席を外すことになり収録が一旦中断。30分後、ミッション再開。ドーアツの大切にしているモノは「サングラス」で目の病気があり人前に出たくなく人と関わりたくないという。多数決でウテリーの大切なものを燃料にすることになった。しかしドーアツが決まるのが早いのではないかなどと引き止めた。そして大切な言葉を紹介して新たなオープニングだと燃料にした。

1回目を終えて

ミッション「次回、自分が何者か明かしてください」。自分の背景を明かすかどうか1週間、考えてもらう。独自ルームにてドーアツは「境目にいる。人と関わるようにするか関わらないようになるか」などと話した。

偏見と向き合う4人は何者なのか?

1週間後、自分が何者かを明かす最後のミッションを迎えた。最初はドーアツから。生活保護受刑者の49歳。住んでいる自治体では月7万円。母を癌で亡くし保証人がいなくなり仕事を見つけることができず家にあるものは売れるものを売った。残されたのは7円、体が動くうちに市役所にたどり着いたのは覚えているという。様々な視覚を取得後、飲食店に就職し次の職場を探した。だが職場に市役所の担当から生活保護の連絡がきっかけでいきなり一日中皿洗いになり「他のことに一切手を出すな」と言われうつ病を発症。続いてウテリー。在日韓国人3世の43歳。初めて偏見を感じたのは小学1年生のとき。支えになったのは祖母のまなざし。ウテリーは偏見と向き合う難しさを感じているという。続いてカモミール。トランスジェンダー女性。女性的な部分を押し隠す生き方をしてきて男性として40年間生きてきた。小学3年生の時に性被害にあい、女性的な部分を否定より強い意味合いで押し殺した。40歳で女性と結婚し長男が誕生。否定し続けることがしたくなくなった。その後、パートナーにカミングアウトした。周囲からの視線を感じてしまうという。最後、ルー。ステージ4の乳がん患者で、5年生存率が3割くらい。がんを告知されたのは5年前。闘病しながら好きなことに挑戦するも、体調を崩し周りのサポートが必要になったとき対する攻撃が大きい気がするという。

偏見に対する それぞれの思い

月世界への扉が開かれた。4人が抱える偏見や悩みを花見を語り合う。ルーの「可愛そうって偏見」に対してカモミールも「腑に落ちた」などと共感し、ウテリーも偏見だと主張した。そこにドーアツは「相手がどういう気持ちで言ったか分からない中で偏見って話すのは気になる。何か言ったら偏見になるのも偏見」などと主張した。ウテリーはマイノリティーが受ける偏見の複雑さについて考えを語る。ドーアツが他3人に対するモヤモヤをぶつけた。気にしていたことはログインしたときに聞いたウテリーたちの会話を聞き仲間外れされたと感じたという。誤解を解くもドーアツの孤独感は拭えない。ルーは「根底は1人。共感は嫌。分かるわけないし、1人で生まれ死ぬ」などと語った。カモミールが女性として生きる決心をした頃の孤独について話した。一期一会の旅が終了した。地球に戻ったエイリアンたち。ウテリーは「ドーアツさんが刺さっている。教員として民族マイノリティーとして声にならない声を届け続けたい」などと語った。カモミールは「色んな人の気持ちに寄り添える人になりたい」などと語った。ドーアツは「人にシェアするようにあった。誰か興味をもってくれるかもしれない」などと語った。ルーは「命の課題があるので自分の中で大きな課題にしたが、それ以外にも色んな人が色んな課題を抱えてることを気づかせてもらえた」などと語った。

(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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