- 出演者
- 中居正広
鹿児島 神村学園高等部 正林輝大選手は甲子園で放った豪快な一発で一躍ドラフト候補となった。母の美和子さんは地元佐賀から日本全国どこでも応援に駆けつける。輝大選手の練習相手は元ソフトボール部の母だった。中学2年生の春に美和子さんがくも膜下出血になり一命は取り留めたものの左目が見えなくなり家に引きこもる日々が続いた。その姿を見た輝大選手はいつかまた母が見に来てくれると信じて練習に打ち込んだ。美和子さんは2ヶ月ぶりにグラウンドへ輝大選手の試合を見に行くと一瞬で前の自分に戻ったという。その後自然に目が元のように見えるようになった。輝大選手は神村学園からスカウトされる選手へと成長し、実家を離れ寮生活をおくる輝大選手は甲子園出場というひとつ目の約束を果たした。そして今日はもうひとつの約束を果たす日。輝大選手はテレビをつけたら自分が映っているような選手になりたいと語った。
1巡目で指名を受けた中村優斗は今年3月、大学生にして侍ジャパンデビューを果たした。ドラフト候補の中で最速の160キロだが本人のイチオシはコントロール。リーグ戦で与えたフォアボールは7試合でわずか1つ。不安定な足場でのトレーニングで下半身の安定性が増すという。中村優斗は、日の丸を背負って戦える選手になりたいと語った。
古田敦也は補強ポイントを上位で取れなかったところを重点的に、あとは将来性豊かな選手を取ると思うと話した。
異色の環境からプロ入りを目指す紋別高校 池田悠真投手は去年ピッチャーに転向したばかりだが1年で最速150キロを投げる。高校2年生まではずっと漁師を目指していた。これまで何度も海に出て漁師の仕事を手伝ってきたがその経験がピッチングに活きているという。漁師の仕事をによって上半身が鍛えられ、特に水揚げで培った握力は高校生平均が41キロのところ80キロだった。池田悠真は、プロに挑戦できるのは一握りなのでその中に入れるように、指名されて恩返しがしたいと話した。
東海大学九州キャンパスの廣池康志郎はMAX153キロを投げる九州学生No.1ピッチャーで農学部で畜産を学び、前は畜産の仕事に就きたかったと話す。牧草の研究、卵の孵化実験のほか牛が好きだという。廣池康志郎は、指名されて終わるんじゃなくて最低でも10年ローテーションで投げたいと語った。
早川太貴は市役所に勤めながらクラブチームで活躍する公務員ピッチャーとして注目されたがドラフトで指名されなかった。その後市役所を辞め今年発足したばかりのプロ野球2軍チームであるくふうハヤテに加入。その環境は安定した公務員とは違い廊下で弁当を食べたり、寮では炊事、選択、掃除は選手が行う。早川太貴は、仕事を辞めて時間の使い方が一番変わった、今は野球一本、今年がラストチャンスなので何としても12球団へと話した。
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漁師からプロ野球選手を目指す池田悠真をチームメイトが激励。池田悠真は緊張するけど明日はみんな一緒に見てくれるから頑張りたいと語った。そんな池田悠真は千葉ロッテに指名された。
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- 北海道北海道紋別高校千葉ロッテマリーンズ
慶應義塾大学の清原正吾選手の特集。清原選手は東京六大学でベストナインに選ばれるなど活躍。野球は父・清原和博に憧れ始めた。そんな清原選手は一時野球が嫌になり中高6年間離れていた。
慶應義塾大学の清原正吾選手の特集。清原選手は父・清原和博はプロ野球歴代5位となる525本塁打を放つなどの活躍をしていた。父は桑田真澄と甲子園で2度優勝するなど活躍し、巨人入団を夢にしていたがドラフト会議で西部に入団。その後12年後に夢だった巨人へ移籍した。そんな父・清原和博に憧れ野球を始めた。
そんな清原選手だったが父・和博が逮捕されてしまい、父と野球が嫌になり中高6年間離れていた。中学ではバレーボール、高校ではアメフトを始め、アメフトでは全国大会で2回MVPに輝いた。2種目とも好きで野球の事は考えていなかっという。そんな清原選手だったが大学進学を控えたある日、父と弟が野球の練習をし、その場に付き添った。5年ぶりの再開で父は「ごめんな」など言って泣いて、清原選手は「大丈夫だよ」と言って笑ったという。慶應義塾大学へ進学するとグランドに足を運び、堀井監督に入部の意思を伝えた。無謀な挑戦だったが父に練習動画を送りフィードバックをしてもらうなど助言をもらいながら練習を行い大学4年の春に4番を託されHRを放つなど活躍した。
ドラフト会議阪神2巡目で指名された今朝丸裕喜選手を直撃。自己評価で球威5にしておりバッターを押し込めるストレートがあると話した。その球はチームメイトからも太鼓判を押しており、杉谷拳士も体験した。
敦賀気比高校・竹下海斗は甲子園に3回出場したプロ注目のサウスポー。成長を支えてきたのは祖母・悦子さん。夢を後押ししてくれた祖母と歩んだプロへの道。
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プロ注目のサウスポー、敦賀気比高校・竹下海斗。3兄弟の末っ子として生まれた。2歳の時に母にがんが見つかり、母は病と戦いながら子どもたちの前では笑顔を絶やさなかった。小学校に上がった竹下海斗が野球を始めると母は誰よりも応援してくれた。しかし病状が悪化し、母は41歳の若さでこの世を去った。その後、祖母が母親代わりを務めた。
自宅でのバッティング練習にも野球経験のない祖母はお手伝いした。祖母が頑張ってこれたのは9年前、竹下海斗の母・ゆかりさんと交わした子ども3人を育てるという約束があったから。ドラフト直前、実家に帰った竹下海斗は久しぶりに祖母とバッティング練習をした。
ロシア人の両親を持つ豊川高校のモイセエフ・ニキータ。春のセンバツでは大会第1号HRを決めた。パワーの源はハードな筋トレ。高校入学と同時に筋トレに魅了され3年間で体重は20キロ増量。両親は2000年に日本に移住し、ニキータは次男として生まれた。小学1年生で野球を始めると付きっきりで指導してくれたのは父・セルゲイさん。野球経験ゼロのセルゲイさんは指導のために本で独学し、今では5種の球種を投げれるまでに上達。自宅の裏のバッティングケージはセルゲイさんの手作り。
ドラフト会議の前日、豊川高校のモイセエフ・ニキータはソワソワしていた。ずっと支えてくれた家族とともにその時を待つ。ヤクルトが2巡目で指名し、家族とともに喜んだ。モイセエフ選手はずっと緊張しながら待っていたので嬉しいと話した。お父様は非常に嬉しい、今まで関わってくれた方に感謝だと話した。ヤクルトについては、打者が育つチームだと思うので球界を代表とするようなバッターになりたいと話した。
プロ野球ドラフト会議。佐伯鶴城高の狩生聖真、西武が3巡目で指名した。伸びのあるストレートが武器の本格派、ストレートのNPB平均回転数は2500回転。ストレートの原点は川での水切り。どうすれば石がよく跳ねるのか工夫しながら遊んでいたらストレートがとんでもないことになったという。プロになれば故郷の家族とは離れることになる。